極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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核兵器保有は、真の独立国を意味するか?

2017-06-09 12:29:26 | 北朝鮮

以下文は米科学者連盟(FAS)、米中央情報局(CIA)ワールドファクトブック、核脅威イニシアチブ(NTI)、米国勢調査局資料、2013年04月12日時点のCNN.comの「Nuclearweapons: Who has what?」等を参考としています。素人が思う雑文プログです。


国家にとって、軍事に投入する通常兵器の費用は莫大なものです。核兵器の場合、確かに途中の研究費等は莫大な費用がかかりますが、完成配備後の費用対効果を考えた場合、有利であることが分かります。

核兵器を保有・・・独立国としての威厳は極めて大きいようです。世界の多くの国は核兵器保有の大国の支配を受けているのは事実で、小国であっても核を保有した場合、独立性の確保は間違いないでしょうし、核保有国が核保有国を攻撃すると言うことは皆無となるでしょう。

核は最大の軍事抑止力!・・・これは揺るぎない事実と思います。

国連憲章では、すべての加盟国の主権平等の原則を基礎におき(2条1項)、人民の同権および自決の原則を尊重しているところである。(1条2項)、国連加盟国でもある北朝鮮に対して、核武装解除を迫る国際法上の根拠は厳しいようにも思えますが・・・教科書通り、本気で北朝鮮の核政策を非難するのであれば、やはり自らの核とミサイルを放棄することを明示してから行うべきかも知れません。

昨今の米国の対北朝鮮策でも分かるように、両国とも孫氏の兵法に徹しており、米国空母群を日本近海に派遣したところで北朝鮮を攻撃できないでしょう。互いに先に攻撃を受けない限り相手国を攻撃できないでしょう。これは核の抑止力が機能していることを意味すると思います。

どうしても国連憲章からしても核保有国北朝鮮に対する米国の圧力には限界があるように思いますが、今までの米国大統領と違い、トランプ大統領が空母群を日本近海に派遣したことは日本防衛の強い意志を内外に示したことに対しては私達国民は感謝しなければならないと思います。

 

欧米の一説では、北朝鮮は1兆円程度で核弾頭を撃てる技術を手に入れたと言われています。今後、何かと国際社会で大きな発言力、抑止力を得ると思われます。特に北朝鮮の場合、一般の国と違い現在も国連軍(米国)と休戦(一時戦争状態停止)であり北朝鮮が核、ミサイル実験を行っても国連憲章からして正当性は・・・私達がメディアから知りえる情報には、中立性が無いように思います。何より北朝鮮は、悪の枢軸扱いで、米国から見たら攻撃対象国です。北朝鮮が米朝平和条約を心から望んでいるのは間違いない事実でしょう。多くのメデイアはこの部分を歪曲して報道しますので北朝鮮=全てが悪の国となってしまうかも知れません。

 

米朝間の対立を解消するためには、休戦状態から平和状態移行への話し合いは大切ですがトランプ大統領と違い、この休戦状態解消を望まないオバマ、ヒラリー氏等側の人達がいるのも事実ようです。これらの人達は、対立すればするほど朝鮮半島は白人支配層にとって利用価値があると見ているでしょう。

トランプ大統領は選挙期間中から、朝鮮半島を平和的解決に協力したいとの思いが強かったようで直接北朝鮮トップとの会談も視野に入れていたようですが、世界のメディアはこのような平和を望むトランプ大統領の姿勢をまったく報道しません。メディアは対し正しい情報を伝えるべきです。

朝鮮半島の平和的解決に協力したい、トランプ大統領の対北朝鮮策を世界のメディアは妨害しているようにも思える時があります。世界、日本のメディアは朝鮮半島の平和を望んでいないようです。

もし、米朝間で平和条約が締結されたら核、長距離弾道弾発射訓練等々は全て解決するでしょう。日本はどうしても米国より前に日朝が国交を結ぶことは出来ないでしょう。

戦後最大の事案でもある拉致問題は日米問題のようにも思えてきます。日朝の対立を好くする人達がいます。世界にはどうしても国交、平和条約を結んだら困る人達がいるようです。

 

一般論の表向きは核があっても、肝心の運搬手段のミサイルがなければ核兵器とならないでしょう。(北朝鮮が小型タングステン水爆を保有したら、この一般論は成り立たないかも知れません。世界の核抑止力が代わる可能性があると思います。)

北朝鮮が必死に弾道弾実験をするのは、米国は現在も休戦状態の敵であり米国まで届く運搬手段を手に入れたいからでしょう。

韓国内には、何時でも米軍の核兵器が北朝鮮向けに配備されると言われています。在韓米軍は冷戦時代に戦術核を配備していましたが、約25年前のジョージ・ブッシュ(父)政権時代に撤去したとされていますが・・・北朝鮮はこの撤去には懐疑的と言われています。

もし・・・韓国内の釜山付近に日本向け核兵器が多く配備された場合、又は配備されてる可能性がある場合、日本はどう対応するでしょうか?目と鼻の先の核兵器配備の可能性に多くの日本人は激怒するでしょう。

 

核・・・平和目的使用可能で原発、医療等々にも利用されています。

ミサイル=宇宙ロケット・・・開発が兵器か平和目的の判断は難しい面があるようです。世界は日本の諸衛星打ち上げ成功を大きな脅威と思っている一部の国が多いのも事実です。

現在の核兵器保有国(保有公表)
米国(7650発)、ロシア(8420発)、英国(225発)、フランス(300発)、中国240発)、インド(80~100発)、パキスタン(90~110発)、北朝鮮(10発未満)

パキスタンのような貧しい、科学技術が進んでいない国が90~110発の核兵器を保有しています。不自然、理不尽です!何処かの国が間接的に与えたと考えるのが自然です! 

非公表(保有国)
イスラエル(100発以上)
あらゆる種類の核兵器を、自国領土以外にも保管していると言われています。米国等を利用し代理実験を行ってきたとも言われています。

 

北大西洋条約機構(NATO)

核兵器の共有政策を実施していて、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダが加盟しています。以前はカナダ、ギリシャ、トルコ、イギリスも加盟、核兵器は米国が提供しています。
共有するのはB61型核爆弾、重量約324キロと軽く、トーネードIDS(全天候型多用途攻撃機)のような戦闘機に搭載できます。自由落下方式ですが部品を交換する事で地中貫通式、上空爆発など多くの方式を選択できるようです。
現在、最新式のB61-12への変更を予定されているようです。
ドイツで運用できるのは、旧式のトーネードIDSですが、将来配備予定のステルス・F-35にも搭載可能で、旧式戦闘機で敵国の防空圏内に侵入、自由落下爆弾を投下するのは今では厳しく現実的ではありませんが、F-35なら可能と言われています。
核爆弾の保管、管理は米軍で、起爆手順も米軍が行うとされていますが、事前に米軍が戦闘機に搭載しロックを解除して、発進許可するというような手順でしょう。戦闘機を操縦するのはドイツ人パイロット、爆弾を使用するのはドイツになります。

 

非公表(疑いの国)
イラン

核兵器開発が疑われる国
シリア(1回はイスラエルの航空攻撃で完全破壊しています。)、ミャンマー

非保有(過去持っていた可能性がある。)
南アフリカ

現在は非共有(過去ロシアと共有、譲渡国)
ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナ

過去核兵器開発を行っていた。(疑われる国)
日本、ドイツ、台湾、韓国(核兵器保有により、自主独立を目指した朴大統領・・・暗殺の主因となりました。)、イラク、スイス、スウェーデン、ブラジル、アルゼンチン、リビア

世界の核兵器数は17035発、ロシアが8420発、米国が7650発、2ヵ国で9割強です。

人工衛星を軌道に乗せることが出来るロケットを持っている国
ロシア、アメリカ、欧州宇宙機関ESA(フランス、ドイツ、イタリア、イギリスなど19ヵ国)、日本、中国、インド、イスラエル、ウクライナ、イラン、北朝鮮、韓国

世界の五大核保有国、米、露、中、英、仏はSSBN(Ballistic Missile Submarine Nuclear-Powered 搭載原子力潜水艦)と呼ばれる「SLBM(submarine- launched ballistic missile)は、射程に限らず潜水艦から発射する弾道ミサイル搭載原子力潜水艦」を保有、配備しています。

このSSBNは静寂性と隠密性、長期航海の出来る大型の潜水艦で、これを発見、撃沈するのは至難の業、ですから国土が先制核攻撃されても生き残り復讐が可能です。現在も米国、ロシア原潜は常に互いの本土の中枢都市の目と鼻の先の海底に潜んでいると言われています。

 

日本にとって中国、北朝鮮の核兵器保有国は脅威です。日本も凛とした姿勢で、未来の日本を確かなものにするためにも、「憲法の見直し」と「孫子の兵法に徹する」ことは極めて大切だと思います。

このプログは、北朝鮮を一方的に擁護しているわけではありません・・・


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