極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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スーパーコンピューター「天河2号」が中国軍事技術開発を加速する。

2014-06-28 09:08:04 | 日中

世界のスーパーコンピューターの性能競争で、中国が現在世界トップ(かなり余裕状態で測定!)、1秒間に3京(京は1兆の1万倍)3860兆回の計算をこなすようです。心臓部には米国インテルの半導体を採用しています。2位以下を大きく引き離し、科学技術力の一部躍進ぶりを見ることができます。

日本の理化学研究所と富士通開発のスーパーコンピューター(京、)は、半年前の3位から4位に後退しています。
一部には米国製インテル半導体等を使用してるからコピーだ、大したことはない、と言う人が一部いますが、浅はかな意見に過ぎないでしょう。

 トップになったのは中国国防科学技術大学が開発した天河2号、2012年11月の前回ランキングで1位だった米クレイ製の米オークリッジ国立研究所(タイタン、毎秒1京7590兆回)が2位、3位には前回2位だった米IBM製のローレンス、リバモア国立研究所(セコイア、1京7170兆回)が入っています。
 天河2号は米国インテルのコンピューター用半導体部品(コア)を300万個以上つないで、日本の(京)の3倍超となる計算速度を実現しています。 多くの半導体部品を調達する方法は、計算速度を上げる近道だと言われていますが、大規模スーパーコンピュターに組み上げ、正しく制御し動かすには、それ相応の技術力等が要求されるようです。

 中国は1990年代から、スーパーコンピューターの研究開発に、内外の人材と資金を大量投入してきたと言われております。特筆すべきは!中国国防科学技術大学開発の天河2号は、軍事使用が最終目的であると言われており、当然ミサイル等の弾道計算等や戦闘機等々の空力性能シミュレーション等など、軍事研究に徹底使用され、軍事技術の向上に利用されるのは間違いないでしょう。
これらの中国の諸研究等は日本を完全に凌駕しているのは事実でしょう。日本ではスーパーコンピューターは主に気象等々での民間使用?が多いようです。

 更に中国では、国家保全等のため、米国産CPUに不信感を持ってるようです。間違いなく独自のCPU(中央演算処理装置)開発も進めていると言われています、中国産CPU出現は時間の問題でしょうし。今後政府、軍投使用コンピューターの主役となるでしょう。
 天河二号では、OSはKylin Linux(麒麟)が動いているようで、さらに中国は、Ubuntuベースの国産OS、Ubuntu Kylinを開発し米国OSを完全排除を目指してるようです。何故米国製のOS、CPUを避けているかは当然の国家保全上健全な策でしょう。わが日本国は?

欧文中国ネット情報等を参考にしています。


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