興味深かった、「ぶらタモリ、ローマ」

ギリシャとローマには、子供の頃から関心を持っていた。
ローマへは、出張でニューヨークからドイツへ行くとき、当時、直行便がなく、ローマ経由便で、調度日曜日であったので、１日だけ、ローマの休日を楽しんだ。
朝、ローマに到着し、わずかな滞在時間であったが、どうしても訪れたかった「コロッセオ」ほか２，３の歴史的遺産を巡る幸運に恵まれた。
コロッセオの一角に立ったとき、映画のシーンを思い浮かべ、なんともいえない感激に浸ったことを思い出す。
この番組を見ながら、観光でもう一度訪れたいとの思いが強いが、トレビの泉でコインを投げたものの実現していない。
「すべての道はローマに通ず」と言われたアッピア街道の地質は、特に興味深かった。
それにしても、２０００年も昔に、これだけの建築技術があったのは驚きだ。

利権には金が付きまとう

東京オリンピック誘致に関連して、不正な金が動いていたとの指摘があってから大分日が経つ。
あれだけのイベントだから、それなりの金が動くであろうことは充分に予想できる。
開催地の決定に関与する委員たちが来日した際の接待には、驚くほどの多額の費用が発生している。
選挙で決まるのだから、票固めに金がかかるのは、他の選挙でも同じだ。
ＪＯＣの竹田会長に贈収賄に関与した嫌疑がかけられているが、多額の支出が発生していることは事実で、それが正当な支出で妥当な金額かどうかという点である。
もし、起訴されるようなことになれば、東京オリンピックを前に、大きな汚点になる。
誘致段階で、国民の支持率があまり高くなく、かなり無理をした誘致であった。
開催に金がかかりすぎるため、最近誘致の辞退が多くなり、オリンピック開催も曲がり角に来ている。
東京オリンピックの運営は、知恵の絞りどころだ。

無責任なでたらめ政府、官庁

またまた、厚生労働省のでたらめデータが発覚した。
先日の障害者雇用、外国人労働者のでたらめデータに続くものである。
平成１６年からの厚労大臣を調べてみると、田村、塩崎、加藤と安倍側近の名が並ぶ。
民間企業であれば、業務怠慢でボーナス・カットに該当するだろう。
戦後最長の景気拡大と宣伝しているが、実態が伴っておらず、アベノミクスの成果を強調するための作為的な数字と疑われても仕方がない。
データに従って、政策決定するのでなく、何かを決定するために、虚偽のデータを作成しているのではないか？
森友問題のように、都合が悪くなれば、公文書までも改ざんする。
これでは、国民は政府を信頼できない。
世論調査で、いつも、不支持理由のトップは、「人柄が信用できない。」である。
それでも、こんな長期政権とは。
日本という国は不思議な国だ。

満席の野村證券の新春セミナー

例年通り、野村の新春セミナーに出席した。
年末、年始の株価の大幅下落で、個人投資家の関心も高く満席であった。
各証券会社が、新春セミナーを開催しているが、野村證券は、特に新春セミナーに力を入れており、資料が充実しているので参加する価値がある。
資料は全国一律であるものの、各支店の講師によって、多少力点は異なるようであるが、昨年のような株価の強気見通しは影を潜めていた。
いわゆるバブル以降を振り返っての現状分析と、「新時代を切り拓く投資テーマ」が主題で、投資勧誘はほとんどなかった。
インターネットのセミナーが大流行だが、９０分は、出席したほうが集中できる。
これから、エネルギーを注ぎ込まれた資料をじっくり読んでみよう。

心配なゴーンの体調

ゴーンが高熱を出していると言う。
先日の公開の意見陳述でも、頬がこけ、体重も減っている様子であった。
必要以上の健康を害するような拘束、取調べは、どこまで許されるのであろうか。
もし、無実であったら、検察はどういう責任を取るのだろう。
限られた情報で、真実はわからないが、含み損だけで会社に実損が出ていない場合、罪に問えるのだろうか。
もし、それが罪になるなら、多くの企業に同様のことはあるはずで、公平性が保たれてない。
虚偽記載も、東芝の経営者の場合、何故逮捕しなかったのか？
ゴーンが会長の権限で、知人に利益を供与したと言われる特別背任についても、どこまでの権限が許されるかは社内の問題であり、安倍が、首相権限で友人の加計に利益供与したのとどこが違うといえるのだろう。
いずれにせよ、当初から、この逮捕劇は筋が悪いように思える。
当初のボタンの掛け違いであれば、意地を張らず、早く、収束したほうが良さそうだ。