陸上、ダイアモンド・リーグ

今年の世界陸上は８月下旬に北京で開催されるが、その前哨戦とも言えるダイアモンド・リーグが開催され、ケーブル・テレビで放映されている。
世界陸上で、ウサイン・ボルトが、どのような記録を出すかに注目が集まっているが、今のところ、２００ｍに１度出場しただけで、状態は良くわからない。
米国のガトリンが絶好調で、１００ｍ，２００ｍともに、今シーズンの最高記録（９．７４秒）を出している。今戦えば、ガトリンが勝つのではないかとさえ思われる。
ポイント対象外のレースに、ガトリン、ゲイ、パウエルといった有力メンバーが登場し、９秒台が続出しているレースは見ごたえがあった。
ダイアモンド・リーグは、世界各地を回り、１４戦する賞金レースであるが、賞金額が意外に低いのに驚いた。
室内世界記録保持者の棒高跳びのラビエルでも、勝ち続けるのは難しいようだ。
世界陸上が楽しみである。

ギリシャの実態は？

ギリシャの国民投票で、「ＮＯ」が多数を占め、ＥＵとの間で、今後どのような話し合いが進められるのか予断を許さない。
事前の予想では、僅差だが、賛成が上回るのではとの期待が多かっただけに、株価は暴落している。
ギリシャ国民の生活実態は、銀行の前に並んでいる様子が放映されているものの、よくわからない。
昨日、ある一家の様子を放映していたが、もし、こんな家庭が多いとすれば、「ＮＯ」の投票が多数を占めるのはうなづける。
国家云々より、自分の生活が成り行かないという切実さである。
５人家族で、夫婦、娘２人が全員失業中で、老母の年金に頼って生活しているというケースでは、年金が引き下げられれば、生活が成り立たないのは当然だろう。
一方で、公務員天国、年金の支給年齢はＥＵより低く、支給率は高く、失業に慣れているとも言われる。
ギリシャは西欧文化発祥の地であるだけに、何とか立ち直って欲しいものだが・・・

すばらしい、ひまわり８号

ひまわり８号の運用が開始され、映像が公開された。
すばらしいの一言に尽きる。
ひまわり６号の映像も、随分貢献したと思われるが、格段の差である。
台風９号、１０号が接近しつつあるが、早速、貢献してくれることだろう。
動きの滑らかさ、カラーでの識別、映像のクリアーさ、どれをとっても、技術の進歩は明らかである。
コンピューターによる映像処理技術の進歩は驚くほどで、３次元、カラー化により、活用領域はますます増えそうだ。
技術の進歩には、功罪の裏表がつきものであるが、使い方を間違わなければ、恩恵は大きい。

女子サッカー惨敗の現実

女子サッカーのワールド・カップで、なでしこジャパンが優勝と、日本列島が沸きかえっていたが、結果は惨敗であった。
籤運に恵まれて、強豪チームのいない山で、決勝戦まで楽しませてもらったことを喜ぶべきであろう。
放送時間が夜中でないので、普段は女子サッカーを見ない私もＴＶ観戦した。
過去の対戦成績、ワールド・ランキングから判断して、勝つチャンスがあるとすれば、１－１の引き分け、ＰＫ戦だろうと云うと、妻は怒っていた。
残念ながら、予想が当たり、試合は早々に決まって、観戦は前半だけにした。
スピード、パワーに明らかな差があり、負けても納得できる内容であった。
日本のマスコミと解説者？は、冷静な分析力が無いのか、ほとんどの場合、日本チームを過大評価する傾向にある。
スポーツの場合、負けてもどうといったことは無いが、こと政治にかかわる問題の場合は、困る事態になる。
自分の判断力を磨く必要がある。

キリオスに注目、ウインブルドン・テニス

期待の錦織が２回戦で棄権し、興味が多少減ったが、逆に普段見ない選手の試合を見ることになった。
キリオス対ラオニッチの試合を見たが、キリオスは将来楽しみな選手だ。
錦織がラオニッチと対戦した全豪オープンの試合では、サーブも強力で難敵の印象を受けたが、この試合を見る限り、サーブ力は、キリオスのほうが一枚上の感じで、ストロークも非常に柔らかい。
まだ２０歳というから、これから、どのくらい伸びるのだろう。
女子では、ランキング上位の選手が次々に破れている。
男子は、ＮＯ．４の座をめぐって、激しい争いが続きそうだ。
組み合わせに恵まれた、女子サッカーに比べて、ウインブルドン大会の錦織は、くじ運が悪かったので、２回戦に勝っていても相当苦戦を強いられただろう。
２週目に入って、４回戦ともなると、ますます拮抗した好ゲームが期待できそうだ。