関心の高かった日銀の会議が終了し、今回は政策の変更はなかった。
というより、変更できなかったという方が当たっているかもしれない。
任期の迫った黒田にとっては、2か月連続で変更したら、これまで進めてきた自分の政策のミスを認めることになる。
異次元の金融緩和の副作用が出ていることは明らかであり、いずれ政策変更をせねばならなくなることは明らかである。
1か月で40兆円以上の国債を日銀が買い入れ、日銀が国債総額の50%以上を保有する現状が異常であることは明らかであり、何ら問題はないという認識にはあきれる。
来月には新しい総裁が決まる予定であり、次回、あるいは次々回の会合での変更の可能性がますます高まった。
黒田の説明は苦し紛れの感じで、表情にも表れていた。