エクトル・バレーラ と オルケスタ・ティピカ
先日、アルゼンチン・タンゴ ダンス世界選手権で、日本人女性がチャンピオンになったとのニュースが流れていた。
情熱的で官能的なアルゼンチン・タンゴ ダンスなどは、日本人にとって、最も不得意とする分野と思っていたら、随分変わったものだ。
最近、世界を舞台に、いろいろな分野で、日本人女性の活躍は目覚ましいものがある。
喜ぶべきことではあるのだが、男性としては、多少複雑な心境である。
アルゼンチン・タンゴの魅力と云えば、なんといってもバンドネオン。
「リズムの王様」、ファン・ダリエンソ楽団が人気NO.1であったのも、第一バンドネオン奏者としてのエクトル・バレーラの存在が大きく寄与していることは、誰もが認めるところであろう。
このレコードは、彼が1950年に10年間のダリエンソ楽団生活に別れを告げ、独立して自分の楽団を組織し活動した時の演奏である。
タンゴのエースと呼ばれたエクトル・バレーラが得意とする古典タンゴの名曲を収めている。