(童話)万華響の日々

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リニア新幹線計画は進めていいのだろうか

2021-07-06 09:16:19 | 社会診断 企業

リニア新幹線の企画はどんどん進んでいるようである。朝日新聞夕刊2021.6.28.~7.2. の記事「現場へ」によるとリニアは2027年開業の予定である。東京と名古屋を40分で結ぶ。経営主体はJR東海。東京駅から神奈川駅まで5㎞おきに9個の非常口用の大穴が構築される。名古屋までいくつあるのか。大深度40m以上で直径40mの大穴である。中には換気口や非常口が設けられる。問題は地下水脈への影響である。地下水脈の切断や土地地盤沈下が懸念されている。山梨県では川の水枯れが発生している。農業用水や生活用水に深刻な影響が出ている。長野県でも池の水が干上がった。また岐阜県ではトンネル掘削の残土が問題となっている。瑞浪市にある日本最大のウラン鉱床をリニア線が横切るという。リニア線はウラン鉱床を避けているという。しかし、トンネル直上で放射能が検出されるらしい。残土は健全土と有害物質(ヒ素、ホウ素、フッ素)を含む要対策土に分けられ要対策土は瑞浪市内に仮置きされてあるという。恒久的な置き場が産業廃棄物処理の観点から難行している。リニア線が地上を走る高架では騒音問題が云々されている。

このような訳でリニア線には環境破壊と水脈を破壊するなど難題山積である。南アルプストンネルの工事は中断されている。大井川の水枯れが懸念されているために静岡県知事が工事着工を認めていないからである。

そもそも東京と名古屋を40分で走る必要があるのか。このプロジェクトが計画された当時(工事着工認可2014年10月)と現在では事情も大きく変わってきた。

イギリスのコンコルドは超音速旅客機という事であったが、燃費が悪い、メンテナンス費用が高い、需要が悪くなった、騒音問題などから創業から25年で運行終了した。超高速が決して時代の要求にあっているかというとそうではないという実例である。環境破壊のリニア線はそれでもやるのだろうか。

 

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