(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

生きているだけでそのまま価値があるってことかな

2014-02-22 20:26:49 | 看取りと介護道

先日、ばあちゃんがお世話になっているデイ・サービスで、そこでの利用者の皆さ

んとちょっと雑談しました、そのときの話です

一人のおばあさんが入浴サービスの後、テーブルに戻って落ち着いて塗り絵を始め

ました、施設のスタッフが、「〇〇さん、今度誕生日がくれば100才だねえ」と言って

います、同じテーブルにはほかに4人のおばあさんたちがいました、年齢もさまざま

です、それを耳にした人たちはみんな驚いて

「〇〇さんは耳が遠いけど、しっかりしているよ、どう見てもまだ90才初めぐらいかと

思ったわ」と、

わたしが見てもその通りです、ちっとも痴呆の感じはありません、現にこうして塗り

絵をしっかりと色を選んで描いています

誰かが言いました、わたしなんかは〇〇さんの子どもみたいなもんだわ、

自分も100才を目指して頑張ろうと、

また他の誰かが言いました、このテーブルの人は皆100才を目指せる人たちだと、

なるほど、皆さん元気ですね、明るい気分で施設を出ました

ひとは生きているだけでそのまま価値があるってことかな