昨日お預かりした Braun, SK 5 と SK 55 を N さんにお渡し、今日は Braun, TC 20 S と TC40 をお預
かりした。 この種の物の修理のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
にお願い致します。
伺ったお話に依ると(理由は忘れたが)電源電圧を 220V に上げたところパシッと云う音がした後
電源が入らなくなって仕舞ったとのことだった。 (TC 20 S は初めて取り組むモデルとなった)
お話からは先ずは電源部に問題が発生した様想われた。
切れていたヒューズを交換した結果電源は 52mA 程流れたが動作には至らなかった。 画像には無
いが、反対側と裏面に各一つヒューズが(合計3個)有りそれも切れていたので交換した。
何か分からない物が (多分シリコン・ダイオード) 破裂していた。 (可成りの大電流が流れた感じ)
もう一方の物に問題は診られ無かった。
想像では1次側の 115V 巻き線が切れていた。 可成りの電流が流れた様だった。
1次側の電流は 60mAに増加し動作し始めた。 良かった!
ターンテーブルが回転せず調べた結果電源ラインの片方が切れていた。
ターンテーブルの動作に問題は診られなかったがカートリッジのシェルが斜めになっており外れ
そうだった。
エポキシ樹脂で固定すべく処理をしたので明日には硬化しているだろう。
途中サービス・マニュアルをダウンロードしたが実際の回路とは可成り異なっていた。 例えば
実際にはヒューズは電源部に3本使われていたが回路図上は電源ラインに1本だけ。
今日の結果をご連絡したが、その際 ターンテーブルが回らなかったので 220V を加えてみた との
お話しだった。何もせずお持ちすれば良かった とも添えて頂いたが正にその通りで可成りの作業
量となって仕舞った。 しかし諦めなくて良かった!
8月21日 片方の出力が小さいとのお話しで、先ずは全体の動作を確認した。 ラジオ部分に若干の
問題(バンド切り替えの接触不良)は診られたが一応 MW/FM 共機能した。
レコードを再生してみたが酷い歪だった。
スタイラスがものの見事に曲がっていた。 カートリッジは Shure, M77M-D