テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

AMI のジュークボックス用アンプ

2017-12-06 12:21:57 | Weblog

 今日の2台目は AMI のジュークボックス用真空管アンプで先日まで問題無く動作していたものが
輸送後、ミュートが解除されるとハムの様な音が出力され、それが徐々に軽減されて行くとのお
話だった。   この種の物の修理、改造に付きましてはこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

12月7日 パワーアンプの型番は異なっていたが両方の回路図に帰路通勤電車で目を通した。 
ミューティングは4箇所で掛けていたが動作は実際に動かしてみるしか無い。

 

12月8日 実際に音を出してみた。 プリアンプからの信号は11:1に減衰させたが想像していた出
力レベルより大分低かったがハムは全く感じられなかった。 ミュートリレーの駆動電圧をご担当
に聞いてみようとしたが今日はお休みだった。

ミュートリレーの4つの接点は全て良好だった。

ミュート回路に使われているダイオード4つに問題は診られなかった。 サテ、マニュアルでミュート
リレーの駆動電圧を探してみよう。

マニュアルに目を通したところミュートリレー用電源には30VDCと記されていた。 試みに手元に
在った直流安定化電源で動作させてみたが15Vで十分だった。 (極性無し)

12月9日 パワーアンプ単体でのハムを診てみた。 当然無入力となるがハムは予想以上に出てい
た。 どうも電源の平滑用ケミコンが若干容量抜けしている様だったので80μF/450Vの処にに10μF
/500V をパラにした。 結果ハムは殆ど感じられなくなり、コントロールアンプを接続し、実際に音声
信号を加えて動作を診てみたがミュートを外した状態でもハムは感じられなかった。

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Sapphire Ⅰ

2017-12-06 12:18:48 | Weblog

1台目は Sapphire Ⅰで電源やスピーカーの配線が切られているので動作は不明だが電源電圧の
12V化、iPod等の入力の増設のご依頼を頂いた。 近々診させて頂こう。 この種のカーラジオの
修理、改造に付きましてはこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

12月7日 内部を診て驚いたのは配線が全て切られていた。

何とかこの機種の回路図を探し出したが、パターンは手元の物と異なっていた。 梃子摺る

12月8日 昨日回路図を持ち帰ったが可也回路も異なっていた。 参照した資料が Bendix 用
の物だったのでテッキリ別のメーカーの物かと想像したが Bendix 製だった。 音声回路の出
力段や局発も機能していたが全く受信はしなかった。

可也時間を要したが回路を細かく追った結果RF Amp.に問題が在ることが分かった。 分かって
仕舞えばナーンダとなるが上の画像で青く印を付けたRF Amp.のベースの半田付けが浮いてい
た(テンプラ半田)。 良好に動作し始めたが音量が少なくRFやIFの調整も行い、念の為電解コン
デンサも交換したが、これで可成り音量は増加した。

 

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SONY, TA-F6B

2017-12-05 15:38:00 | Weblog

    今日の2台目は SONY, TA-F6B でテッキリ初めて手掛けるモデルと想っていたが6ヶ月程前にも
同一機種を手掛けていた。 電源が入らなくなったとのお話だったがサテ先ずは拝見してみよう。
この種の装置の修理に付きましてはこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問合わせ下
さい。

12月6日 昨日ザット診ておいたが回路図からチェックするポイントを探しておいた。

先ずは最初の電源部が途中で開放となっている原因を探した。

一つは電源基板が二つに折れており上の画像に見られる様パターンが切れていた。

別の原因は上の画像に見られる温度ヒューズの断線だった。 ならば何故温度ヒューズが飛んだ
かだが、下は今回のアンプの特徴であるインバーター電源 (Pulse-Locked Power Supply) の入力
端での抵抗値を診たところだが約30数Ωを示している。

次いでこの電源の内部を診てみたが制御用パワートランジスタが略短絡状態だった。 この感じで
は電源部の多くの半導体が壊れている可能性が高く修理は可成り難航する様想われる。

 

 

 

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東芝の扇風機 ADF-30R-1

2017-12-05 12:23:34 | Weblog

 今日の1台目は東芝の扇風機で回転しないとのお話だった。 扇風機もかつて何度か手掛けたが
決して得意分野では無いが先ずは診せて頂こう。 この種の物の修理に付きましたはこちらのホー
ムページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

先ず通電したところ短時間、速度は遅かったが一応回転した。 しかし直ぐに停止した。

電源コードや回転の切り替えスイッチに問題は無さそうだった。

モーターを分解したいのだがハウジングはビクともせず、シャフトを叩ける様一度ファンを外したが
それでも無理だった。 無理をしてキズを付けて仕舞うのも不本意なので分解は諦めた。 
再度組み立て様としたがガタが発生しない様薄い金属板がファン側に入っている為かシャフトに入
らない。 仕方なくシャフトの先端をサンドペーパーで磨いたが足りずヤスリを先端部分に掛け何と
か収めた。 本来は配線をやり直したいのだがそれが叶わずこそくな手を使わせて貰ったが特に問
題無く動作してくれた。 部分的だがクリーニングをしておいた。

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Porsche 用 松下 CQ-8650AU

2017-12-03 14:45:00 | Weblog

 

今日お預かりしたのは松下の CQ-8650AU で調べたところ昨年も同一モデルを手掛けていた。
この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

多くのケーブルが使われているモデルでは各ケーブルの目的を調べるだけで時間を要する。

当初可也の電流が流れており最早修理は不可能かと想われた。 上は FM、下はAM 受信時。

アレコレ試みた結果電流も可笑しく無い値となり AM, FM, カセット全て動作し出したが FM には
切換部分に接触不良が診られレバーを途中で止める必要が在った。(若干慣れが必要)

12月12日 ご依頼主からAMは受信は出来ているが搬送波のみで音声出力が無いと云う、何
とも俄かには信じられないお話が有った。 細部を診ようとするとこの機種の回路図、或い
はパターン図が必須だが国内の物では先ず入手は無理なので追加修理はこちらでは不可能と
お話したが、態度が急変し何とも残念な言葉を浴びせられることとなった。 ICを多用した
しかも実装密度の高い機種にそれら資料無しで取り組むのは無謀で、逆に壊して仕舞う可能
性が高く、何よりお預かりした状態より悪くして仕舞うことは避けなければならない。

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Automatic, A.T.T.P. Tom Thumb (1947)

2017-12-03 14:42:02 | Weblog

先日ザット動作を診た際電池では一応動作していたがAC100Vでは動作していなかったので荷物
が届くまでに時間が有りそうだったので内部を診てみた。 このこの種のラジオの修理、改造に
付きましてはこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

お約束のセレンにダイオードを添え動作させてみたが全く動かない。 この機種の場合フィラメントは
全て直列に繋ぎ7.5Vで動作させているが電流が30mA程しか流れていなかった。

12月4日 フィラメント回路の電流の問題は 3S4 のソケット部分での接触不良にあった。 動作試験
の結果、電源のブロック型ケミコンに発熱が診られたので交換し、他にペーパー・コンデンサとマイカ
コンデンサにも絶縁の劣化が診られたので交換した。 結果良好に機能し出した。

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Collins, KWM-2A + 516F-2

2017-12-02 14:20:52 | Weblog

この種の機器の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

受信感度が低いとのお話だったので劣化していた場合入手に時間が掛かるので先ずは受信感度
に関係する全ての真空管を診てみたが Min.Val.を下回る物は殆ど見られなかった。

バチンと云う音がしたとのことで先ず電解コンデンサの状態を診てみたが問題はみられなかった。

12月10日 感度を診てみたが伺った様可也低い様感じた。 またSメーターの動きも可笑しい。

12月11日 先ずは第一局発用の水晶発振回路の周波数を確認してみた。 1KHz程度ズレて
いる物も診られたが先ずは合格ライン。 しかし最初14.2MHz用の水晶が発振していなかっ
たが一度外し再度ソケットに刺した結果発振する様になった。 ソケット部分での接触不良。

キャリブレーション用の100KHzの水晶を診てみたが30Hz程周波数が高かった。

3.5と7MHzの感度が上がらないものかと先ずはIFの調整を行ったがズレは殆ど診られなか
った。(そう遠く無い日に国内で調整された様見受けられた) 次いでRF段の入出力の調
整に取り組んだ。 結果3.5MHzバンドはドラスティックに感度が増加したが、何故か7M
Hzバンドは若干増加しただけだった。 この理由が何故なのか全く解せない?

12月12日 受信の高周波段の動きが理解出来たので改めて7MHzの調整を行った。 多分
この機種でこれ以上の調整は出来ないのでは無いかと想われる調整を行い、感度は可成り
増加した。 

 

こちらも見た目問題は診られなかった。

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Quad 606

2017-12-01 11:55:22 | Weblog

1台目は QUAD, 606 でこの機種は2度目となる。 お話では通電すると唸り音が出るとのことだっ
たがハムのことか、トランスの振動かが不明。 この種のアンプの修理、改造に付きましてはこ
ちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問い合わせ下さい。

入出力に何も繋がず、一次側の電流を診てみた。 励磁電流だけでは無く回路にも流れている
がトランスからの音は気になる程では無かった。

次いで実際に入出力を繋ぎ動作を診てみたが出力は非常に良好だったが、無信号時のハムは気
になるレベルだった。

 

12月5日  発注していたケミコンが届いたので早速交換してみた。 残念ながら変化無し。

こうなると負荷が重い為にリップルが増えて仕舞っていることが考えられるが (両チャンネル共同
様のハムの量なので解せないが) この先は一挙に難航することが考えられる。

12月6日 念の為自分で持っている姉妹機種 Quod 405 を修理し無信号時のハムの量を診てみた。
片チャンネルの出力は無かったがもう片方は良好に動作し、ハムは殆ど感じられ無かった。

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シボレー コルベア (1962) 用カーラジオ

2017-12-01 11:34:02 | Weblog

今日の2台目は Chevorolet, Corvair (1962) 用のカーラジオで驚いたことに動作しているとのお話
だった。 この種のカーラジオの修理、改造、動作確認に付きましてはこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問い合わせ下さい。

早速通電してみたが確かに動作していた(若干発振ギミだったが大きな問題にはなりそうに無か
った)。

アンテナ・コネクタが壊れて残骸が残っていた為取り除いた。

音量も十分だった。 ただiPod等からの入力では音量が若干少ないかも知れない。

ランプが断線していたがストックが丁度切れていた、来週中には入荷予定。

 

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