今日お預かりした2台目は英国 Radiomobile の 1095 X 中波+長波 の2バンド・モデルで電源電圧
は12V固定だが、極性は+/-アースが切り替え可能なモデルだった。 全体の動作を確かめ、また
iPod等用の入力アダプタを設けた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
今日お預かりしたのは Crown の FMチューナー、 FM2 で日本バンドえの改造をご依頼頂いた。こ
の種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの H/P https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。
先ずは動作確認を行ったが、半ば予想通り200KHzステップで100KHz台が奇数のみの物だった。
下は15MHzをシフト(プラス)した81.3MHz(J-Wave)の受信状態。 好結果を確認した。
今日お預かりしたのは Becker, Mexico BE 1436 で受信が出来ない(スキャンが機能しない)と云う
お話でした。
資料も無く経験の無いモデルなのでハッキリとしたことは云えないが、見た感じではカセット
デッキと制御用の回路(押しボタン、ディスプレイを含む)のみで、チューナーやアンプは別に
在るのでは無いかと想われた。
短時間カセット・プレーヤーは機能し音声出力も出たが、短時間しか機能せず、やがて動作しな
くなった。
電源回路と想われる2系統の内の片方が出ていなかったので外してみたところ単体では問題無かった。
マイクロ・コンピュータ?と想われるLSIのクロックは発振しておらず、電源電圧も来ていなかった。
しかしアンテナ入力ジャック及びスピーカー出力ジャックが見当たらないのが何とも解せない。
今日お預かりした2台目はフェアレディー Z に使われている電気時計でこれまでに経験の無い物だ
が正常に動作するユニット (未開封) も添えて頂いたので近々診させて頂くことにしよう。 この種
の装置の修理に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
画像からは音叉を使った低周波発振器の出力でインダクション・モーターを駆動している様だった。
音叉の両側に圧電素子と想われる物が貼り付けてあった。 両側の素子で送/受する形で発振させている
と想われた。 両素子の入/出力は上の画像の右上のトランジスタのB,Cに繋がれていたがこのトランジス
タに電圧が加わって無い。
回路図等の資料が在れば問題点を探し出すのは左程大変では無いが何も無いとなるとひたすら回路を
追うしか無く単純なことにも可也の時間を要する。 何とか電源ラインに入っていた抵抗が焼損している
のが見付かった。 ここに330Ωを加えた結果良好に発振した。 下の画像は出力端の波形。
上/下は源発振の波形で、これを8分周している様だった。 実際に本体に繋ぎ動作を確認した。
今日お預かりした1台目は Motorola, 55B1U で丁度この年代 (1956年) の資料が途切れているが
多分何とかなるだろう。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
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12月6日 ゴーサインを頂いたので部品交換を行い、トラッキングの調整も行って好結果を得た。
今日同じ都筑区内の方からお預かりしたのは SABA の Wildbad 100 で 1960年製の 4バンドラジオ
です。 梱包を解いて無い状態でお持ち頂いたので大げさに云えばエアーキャップ一巻き近くを解
くことになった。 この種のラジオの修理、改造に付きましては https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。
今日は時間が無くザット診させて頂いただけだが、どうも電源電圧設定部分が壊れている様で本来は110V~
220Vに切り替えられるハズなのだが220V以外には設定出来ない様だった。 右端に在るトランス?は後から
設けられた様だが、多分電源トランスを変えたのかも知れないが明日にでもシャーシを出し確認してみよう。
下は電源電圧の設定を行う部分のクローズアップだがクラックが入っていたり、部分的に割れていたりと可
也問題が在りそうだった。 電源電圧220Vで一応FMと短波は機能したが、中波と長波は機能しなかった。
12月5日 先ずは中身を取り出してみた。
想像通り電源トランスで、入力としては230V巻き線のみだった。
内部に割れた破片の一部が落ちていた。
FMのカバレッジの改造に取り掛かり好結果を得た。 下の画像に見られる様、同調指示のマジック・アイ
は殆ど光っていなかった(既に半世紀を経ており無理も無いが)。
本日(無論悪気は無いのでしょうが)12MBものデータ量の画像を送られた方がいらした為、
こちらに送られたメールが弾かれて仕舞ったことがことが考えられます。既にそのメールは
削除しましたので現在は問題無く受信できますので、恐れ入りますが 本日 11時~21時頃の
間にこちらにメールを送られた方は恐れ入りますが再度お送り頂けます様お願い致します。
今日お預かりしたのは昭和47 (1972) 年のマツダのポーターバンに使われている三洋製のカーラ
ジオで電源が入らないとのお話だった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこち
らの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
しかしこれまでに可也のカーラジオを手掛けて来たがこれほど小さい物は初めてとなった。
伺った症状とは異なっておりスンナリ動作した。 電界コンデンサはそろそろ交換した方が無難そうだった。
他にダイアルのズレが気になった。 上はFEN、810KHzを受信している状態だが指示は約730KHzを示している。
今日お預かりしたのは先日、週刊新潮で紹介された際に隣のページに在った車屋さんからのご依頼
のフェアレディーZ用カーラジオで、今日は受け取るだけで何も出来なかったが明日以降診させて
頂こう。 この種のカーラジオの修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/か
らお問い合わせ下さい
12月27日 今月始めに手掛けた物が ①電源が切れない。 ②ラジオの周波数が531KHz以外にならない。
と云う症状を示しているとのことでお送り頂いた。
電源を繋ぎ普通に操作しただけだが上下の画像に見られる様、周波数もバンドも切替られAMの放送は
特に問題なく受信出来たがFMでは受信出来ない(音が出ない)ことも有った。
暫く動作させてみたがAMでも音が出ないことが有った。 ただ電源のON-OFFに問題は診られなかった。
先週スミファの時に今日の催しのことを三重県からこちらにいらしていた方から聞いた。 今週初め
ネットで調べ申し込んでおいたが残念ながら仲間回しツアーの抽選には漏れたが、歴史ツアーには
参加出来ることになった。
午前中通院を済ませ下丸子に向かったが11時半頃に着き、歴史ツアーのスタートまでには2時間近
くありその前に予約の必要が無い幾つかの工場を見学することにした。 先ず白洋舎さんを尋ねた
がここは撮影が一切禁止だった為画像はアップ出来ないが展示品の中で植物の中には可也洗浄能力
の強い(石鹸の7割程の洗浄力を持った)物が有る事を知った。 またドライクリーニングが単に
油汚れを落とすだけでなく、水溶性の洗剤で洗濯をした際に同時に起こる、色落ち、或いは風合い
の劣化を抑える意味でもそれが有効と云うことを伺い目からうろこと云う感じだった。サテ、次に
お邪魔したのは冨士ダイスさんで、これまでダイスと聞くとネジを切る際に使う工具としか考えて
なかったが実際は上の画像に見られる様な【引きダイス】と呼ばれる金属の管の太さを変える為の
工具が在ることを始めて知った。 太さ、肉厚等で必要な力も変わる様だが大きい物では200トンも
の力で引くとのお話だった。 他にもエアコン等の配管で使われる銅パイプの内側には溝が切られて
いて表面積を増やし、熱交換の効率を上げているとの説明を受けた。
ここからは歴史ツアーで訪れたところのことになるが、先ずはプレシジョンファクトリーさんで、
こちらでは各種の流量計を製造しており、特に食品の製造、或いは化粧品を作る際に使われる流
量計を多く作られておりその為のNC旋盤等を見せて頂き、実際に目の前で作られたダイス(サイ
コロ)とコマをお土産に頂いた。
平本社長から説明を受けたが大きな物では石油プラント向けの物も有るそうで、オーバルギアを
使った物以外にも流れる液体でマウスピースの様な部分を振動させ流量を測るタイプの物も作ら
れているとのことだった。意外だったのはステンレスでは醤油で溶けるのでハステロイを使うと
のことだった。
NC旋盤でコマを作って頂いたがアールと直線の接合部分の切削は問題無いが所詮デジタル・マシ
ーンでは球面の仕上がりに限度が有り最終的には手作業となる様だった。
次は相澤製作所さんで(上の画像の中央が相澤社長)ツアーガイドの方からここでは撮影はしな
い様にとのご注意が事前に有ったが、社長が説明されていた時に誤って撮影しかかり撮影が禁止
されていたことを思い出したとつぶやいたのが聞こえて仕舞った様で、接写をしなければ撮影し
ても良いとのお許しが有った。
上の画像に在る大きな部品は蒸気機関車C61の車軸の軸受けに使われる物とのお話だった。
何と云ってもこちらで最も驚かされたのは上の画像のエアー・ベアリングで、油も何も使わない
このベアリングの潤滑剤は強いて云うなら空気で、何と8ミクロンのギャップがそれを果たしてい
るとのお話だった。 驚くのはこれだけでは無く、左回りは回るが、右回りは回らないと云うこと
で魔法の様なからくりは内側のシャフト表面に斜めに入れられたエッチングに依るミクロンオー
ダーの凹みに有った。 凄いの一言につきた!
上は鎮守の六所神社で、かつての下丸子村の中心だったとのこと。 この辺りは耕地改革の対象
外で近くは昔のままの細く、曲がりくねった道が多い。
上は連光院の山門として使われている武家屋敷門で備前岡山藩、池田家の表門であったと伝えら
れている物で、1~5万石程度の大名家の門だった物を移築したとのお話だった。
武蔵新田の駅名にも繋がっている新田神社で、鎌倉幕府を滅ぼした新田義貞の子、新田義興を祀
っている。
境内にある樹齢700年のケヤ木はパワースポットとされており、健康、長寿、病気平癒、若返りの
ご利益が授かるとの言い伝えがあるそうだった。 今回も多くの有意義なお話が伺え収穫の多いイ
ベントだった。
昨夜は池袋で20数年続けているコンピュータ・グラフィックス関連の集りが有り夕方から東京に
出掛けた。どうせならとその前に秋葉原に寄り一通り部品を買い集め、何時もながら内田ラジオ
さんにお寄りした。少し前から12月始め頃に自叙伝が出るとのお話は聞いていたがそれが出され
たとのことで早速1冊頂き昨夜から読み始めた。ご主人の秀男さんがかつては小生が主催している
AWC (Antique Wireless Club) のメンバーだったこともあり、また昭和36年頃から(当時は渋谷の
リキパレスの近くだった)のお付き合いとなるので単純計算では53年となる。