テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●続 BUSH TV-22

2007-11-26 17:39:45 | Weblog

今回の 3台中唯一の電磁偏向型である BUSH の TV-22 が実際に使われる可能性が最も高く、し
かし現行の日本のビデオ信号で動作させるのが最も困難なモデルです。 現在所有している 2台
の片方は数年前にレストアし、一応 (英国の) 走査線数 405本では動作したのですがサテ  525本
に上手く改造出来るかトライしてみました。

数年振りで通電したところ少し煙が出て、焦げる匂いもしたので慌てて電源を切り回路を調べ
てみましたが異常は無い様で 再度電源の電流を確認しながら 220Vを加えました。 数分後ラス
ターが出て一安心したところです。 シャーシーは二階建て構造で下のシャーシーにフロント・
エンド-VIF-SIF-ビデオ増幅が収まっておりますが、そのシャーシーを改造の為外し後ろに持っ
て行きました。

何とか出た映像は多分 3Chと 4Chの間で放送されているケーブルテレビを高調波で受像したも
のの様です。 水平の走引周波数が低く映像が横方向に二つ出ております。(バンド I なので本来
は 41.5-66.75Mc、この周波数帯では日本ではテレビは放送されておりません)

水平の定数を変え一応受像出来る様になりました。 これはバンドⅢ (176.25-214.75Mcを5Mc間
隔で 8Chに振り分けたもの) の方を使い、日本の 8Chを受像しております。部屋の照明を消せば
もう少しましな映像となったと想いますが、メタルバック以前の CRT ですので輝度、コントラ
ストはメタルバックの施された物と比較すると格段に落ちます。

11月27日 米国の 3、4Ch用のRFモジュレータを使いバンドⅠで動作を確かめてみたが殆ど変
らず次ぎにビデオ信号を直接加えてみた。 S/N は可也良くなったがコントラストは殆ど変らず、
大幅な改造を加えない限り実用となる画質は得られそうも無さそうでした。 話しが変りますが今
回の TC-22 はマイナーチェンジが多く、短い期間内に真空管も CRT も可也変わっていて手元に
在る 2種類の回路図では追いつかない気がします。

このモデルでは水平出力に 21A6 が使われており、今回の物より後の機種と想われる。 また
高圧のケージも使われて無い。

この機種に使われていた CRT を松下の昭和28年製の修理に使って仕舞ったがその際外した偏向
コイル、フォーカス用永久磁石がマウントされたユニットを何処かに仕舞い忘れた。 外した物
は直ぐに戻すなり一緒にしておかねば!

CRT を他に使って仕舞った為、別途購入した CRT。 最初 8ピンの物が使われていたがこの CRT
は 12ピンの物が使われている。


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