テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

National, NC 125

2018-04-12 15:25:35 | Weblog

今日お預かりしたのは National の NC 125 でノイズが可也混入するとのお話だった。(何故か配
達指定が16-18時となっていた、日に依っては仕事場には居ない時間となる)  この種の受信機の
修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わ
せ下さい。

 

C、R類は多くが交換されていた。 早速通電してみたが確かにノイズが混入しており無信号時には
可也顕著だった。

今回の機種の最大の特徴は Select-o-Ject と呼ばれる回路で上の図の様な可成りシャープな低
周波特性を兼ね備えている。 Boostと呼ばれる上側の特性は約35dB、またRejectと呼ばれる下側
も約-25dBとなる。

長いアンテナを使う必要が無いので場所を移動し954KHzを受信しながら連続運転してみた。

ノイズレベルはボリュームに比例していたのでこれより前となるが、添えて頂けると伺ったマニュアル
が無く真空管の場所を知りたいのでこの後自分で DL してみよう。 (本日ここまでで時間切れ)

何時もの様に帰路通勤電車内で回路に目を通した。 今日の感じではV7(Audio Amp)が最も怪しか
ったがノイズの発生源を特定するのは通常可成りの時間を要するので伺ったご予算内で済むか甚
だ疑問ではある。 

4月13日 昨日目星を付けておいた部分の確認に取り掛かった。

コンデンサの多くは既に交換されていたので抵抗を1本1本交換してみたが変化は診られなかった。

ソリッド抵抗の常で抵抗値は増加していたが使えないレベルでは無かった。 V7周りでは無い様だっ
たので範囲を少し拡げた。 Phase Shifter,V6Bのプレート回路に入っているマイカ・コンデンサが原因
だった様で交換によりパルス状のノイズはピタット止まった (ホワイト・ノイズは若干残るが)。

若干伺ったご予算は超えて仕舞ったが好結果が得られた。 しかし文字が読める回路図が欲しい。

 

 


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