テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

謎の7石トランジスタ・ラジオ

2018-05-05 17:34:51 | Weblog

今日診てみたのは以前友人から貰った7石ラジオで、サイズは約202Wx142Hx121D (mm)、木製キ
ャビネットは可也本格的な作りだった。 SONY製のラジオを流用した物の様だったが詳細は不明。
こちらえのご連絡は ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

裏蓋は無くなって仕舞った様だった。

電池は単一3本使用の4.5V。

使われているトランジスタは Conv. 2T513-IF1 2T520-IF2 2T524-AF1 2T65-AF2 2T64-出力段の
トランジスタは型番が記されていなかったがケースがコレクタと繋がっている様でビニールカバーが
被されており 2T85 と想われる。 トランスには TR-74 と記されていたので TR-74 を見てみよう。

5月6日 確か20数年前にタイから購入した TR-74 を久し振りに引っ張り出した。

ところが届いた物の裏面カバーの中央部分がオリジナルとは異なりクレームを付けた結果チープな
トランジスタ・ラジオ2台が送られて来た記憶が有るが、良い取引とはならなかった。

改めてこの機種の基板を見てみたが大きく異なっていた。 その後 TR-72 の基板と判明した。
サテ自分でも TR-72 を2-3台持っていたハズだが何処に仕舞い込んでしまったのか。

5月7日 TR-72 が1台見付かったが使われているトランスは可也異なっていた。

今回の物のS/Nは 20021 でこの機種では可也初期の物と想われる。 (全てオリジナルのまま)
*カナダの代理店 Gendis 経由で北米に販売されたものの1台。



高周波部、低周波部両基板のトランジスタは全て型番が記されて無かった。

低周波の出力段の入力トランスには TR-72 IN とプレスされていた。 出力トランスはシャーシに取り
付けられている少し大きな物だった。 TR-72 は数年に亘って製造されマイナー・チェンジが多く為さ
れており細部が異なっている物が多い。

5月7日 実際に動作させてみた。 若干トラッキングはズレていたが可也良好に動作した。

しかし再度組み込んだが寸法がギリギリで難航した。


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