テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●Philcoのバーバーポール (1958年) 2種

2008-01-15 23:07:22 | Weblog

2月8日 同期分離の9BR7を交換し、安定コイルを再調整した結果水平同期も改善された。 念の
為米国の3、4チャンネルを入力し最終確認をしようとしたが何故か動作せず、まさかと思いつつも
日本チャンネルで動作を確認したところ何と日本チャンネルに改造されており驚いた。 修理依頼
を貰った知人の店にどうするか確認の電話をして今回の物が10年以上前、鷹番にある店からの
依頼で自分で修理した物と分った。  世の中には随分と器用な人が居るものだと感心したのが
何と自分だったのでありました(自我自賛で済みません!)。

2月7日 垂直の揺らぎが気になり思いきって電源周りのケミコンを全て交換し揺らぎの問題は解決
した。 また電源スイッチも先のことを考え別の押しボタンスイッチを前面パネルに置いた。 次いで
連続試験に移ったがこれまで気付かなかった水平同期の不安定要素が見られた。 気にしなけれ
ば見過ごす程度だが気付いた以上手を下さない訳には行かないので発送はまた少し伸びそうだ!

1月20日 回路図から目星を付けていた部品を交換してみたが垂直の直線性は改善されず頭を抱
えたが直線性調整VRの変化の仕方に気になる点が有ったので単体で抵抗値の変化を見てみた。
結果片側が略断線していることが分り別のVRを入れ、最良点の抵抗値を固定抵抗に置き換え様
と考えたが幸いVRの反対側を使って上手く動作させることが出来、直線性も改善された。 全体の
揺らぎが気になるがこのテレビが60Hz地域で使われるならこのままでも多分問題無いが、50Hz地
域では問題となるのでご依頼主に聞いてみよう。 また米国で直されていた電源スイッチも信頼性が
低くそうなのが気になった。 下は動いているので若干ボケているが直線性が改善された画像。

この機種はシャーシーをキャビネットから取り出すだけでも可也しんどい!

1月19日 絶縁の劣化していたコンデンサと容量抜けの可能性が有る一部のケミコンを交換し垂直
振幅は一応十分となったのですが上部に直線性の悪い部分が有り、また水平にも若干揺らぎが見
られました。 まだ道のりは可也遠そうです。

1月17日 動作を確認したG4654Mは予想通り垂直振幅が減少しておりました(しかしPredictaの
多くはもっと減少しているのが普通です)。  垂直同期もギリギリだったので明日以降垂直偏向の
修理(他にも問題が見付かるかも知れませんが)に取り掛かります。

1月16日 今日は急がれている左のG4654L(チーク仕上)に取り掛かりました。 4年程前にこちらで
レストアした物で動作させたところ映像には問題が見られませんでしたが音声出力が殆どありませ
んでした。  これまでに可也の数のPredictaシリーズを手掛けて参りましたが音声が殆ど出ないと
云うのは経験が無く、早速回路のチェックに移りましたが結論から先にお話しするとSIFの同調ズレ
でSIF、及びゲーテッド・ビーム検波回路の調整で十分な音量の出力が得られました。 明日は右の
G4654M(マホガニー仕上)に取り掛かりましょう。

 

今日お預かりしたのはPhilcoのPredictaシリーズの中の1台、バーバーポール(これは正式名称で                        
はありませんがこの呼び方が一般的です)で色違いの2台です。 今日は時間が無く症状を確認出
来ておりませんが明日以降取り組んでみます。 この種のテレビの修理、販売に関しましてはこちら
ホームページからお問い合わせ下さい。

バーバーポール2台の後ろに少し見えているのはブラウン管を遠くに置けるPhilcoのタンデムです。

 


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