テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, マイクロ・テレビ 5-303 (2台)

2018-09-08 16:24:15 | Weblog

今日の第二弾は SONY, 5-303 2台で状態は不明だったがどちらか1台を動作させて欲しいと云うご依
頼だった。 この種のテレビの修理に付きましてはこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。  *2台共電源コード無し。

動作を確認してみたが音声も、映像も出ずまた垂直振幅は半分程だった。 輝度コントロールにも問題
が診られた。  ただ幸いCRTの輝度は十分だった。

内部の状態を確認してみた。

映像IF、及び音声回路が載った基板には全くレストアの形跡が無かった。

一方偏向回路+映像出力が載った基板は近年一部レストアが加えられた形跡が診られた。

音声出力が全く無かったのでスピーカーを診てみたが断線していた。(これはOTL用の特殊な物)

9月9日 スピーカーの交換に取り掛かった。 同様の構造と考えていたが取付け方が可也異なっていた。

音は辛うじて出る様になったが映像は全く現れない。 今日は午後小学校の(略60年振りの)同期会の司
会を仰せつかっているので間もなく仕事場を後にしなければならない。 

9月10日 映像出力が無い原因を見つけたいが映像VIF基板はパターン面が下で通電状態では回路
を当れないので動作する物を探したところ5-205が動作していたのでこれで確認することにした。

今回の映像VIF基板を移し換えてみたがどうもこの基板には問題は無さそうだった。

ならばと細かく回路を診たところ映像増幅に電圧が加わって無かった。 先ず0.05μFのフィルム・コン
デンサが略ショート状態(約24Ω)となっていた。

次いでダイオード D14 (1S205) がオープンとなっていた。 順番としてはC807が先ず短絡状態となった。

結果映像は良好に出だした。 ただ垂直振幅が小さかった。

垂直振幅を調整した結果。 映像は可也良好となったが音声が殆ど出ない、疲れた!

9月11日 音声IFのチェックに取り掛かった。

音声IF用のトランジスタ X7, X8 には松下の2SA70が使われているが外して特性を診てみたが問題は
無かった。 ただこれは半田付けを外した際の熱で機能が復活した可能性が高い。

音声出力も良好となったので久し振りにDVDプレーヤを引っ張り出し4:3 の信号で動作確認を行った。

明るい窓際で撮影しているので少しコントラストが低いが、実際は問題無いコントラストが得られている。 

 

もう1台も音声も映像も出ず、垂直振幅は6割程だった。 2台共可也重症だがどちらを修理するか?

幸い2台目のスピーカーは良好だった(断線はしていなかった)。 こちらもCRTの輝度は高かった。

 


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