テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

B&O (Bang & Olufsen), Beosound Century

2016-09-28 12:54:19 | Weblog

今日の3台目はこれまでにも何度か手掛けた B&O の Beosound Century だが毎回難航するので精
神的余裕が有る時に取り組ませて頂こう。 この種の機器の修理に関しましてはこちらのホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

9月30日 レストアを開始した。

先ずは各機能をチェックしてみた。 ラジオは良好に機能していたがカセットはテークアップ側が回
転しておらず、慌てて止め様としたが数秒回って仕舞ったのでテープが可也ジャムって仕舞った。

CDは先ずは蓋が開かないのでテストも出来ないが、僅かの隙間から滑り込ませたが機能せず。

今回の物もギア・ボックス内のゴム・ベルトが切れていた。 多分このギア・ボックスも正しい手順
を踏めば取り出せるのだろうが何とも取り出せず、仕方なく一度分解して取り出した。

しかし下の画像に見られるくの字型の物が、どこにどう収まっていたかが分からない。 以前もこ
の部分は間違い無く扱ったのだが何とも思い出せない。 困った!

B&Oのサービス・マニュアルは電気回路に付いてはそこそこ説明が為されているが機構系に関し
ては分解方法程度しか記されて無く、況や今回のギア・ボックスは一つのアッセンブリーとして扱
われているので内部の構造等に付いては一切触れられて無い。 そんなこんなで結局このパズ
ルを解くのには45分を要して仕舞った。 (分かって仕舞えばコロンブスの卵なのであります)

サテ次の難関ゴム・ベルトに取り掛かった。 未だコツを掴めて無いウレタン・ベルトだが切れてい
たゴム・ベルトと略同様の伸び率だったが1mm程短くしてみた。 一度大きなプーリーに巻き付けた
状態で、先端数mmを出し、溶着を試みたが上手く行かず、結局2回やり直したがその都度1.5mm
程短くなり、結果オリジナルより4mm程短くなって仕舞ったが、何とか行けるかと一度組み込んで
みたが矢張りテンションが高過ぎ数秒で接合面で切れて仕舞った。

オープンな所でなら比較的やり易いのでプーリーには嵌めず、外で溶着させてみた。 今回はあせ
らず十分時間を置いてから組み込むことにした。 根を詰めての作業も5時間程で止めておいた方
が無難なので続きは明日に回した。 それでも可也疲れた!

10月1日 昨日に引き続き取り掛かった。 先ずは昨日作っておいたウレタン・ベルトを組み込んだ。

難航することが想像されたCD部分のドア(蓋)の組み込みも何度か繰り返し上手く組み込めた。

先ずは2曲が収まった小型のCDを試みに掛けてみたが、良好に動作してくれた。

次いでカセット部分も診てみたがベルトに異常は診られず解せなかった。

どうも簡単には直りそうも無かったのでこの部分はパスさせて頂いた。 このカセットのアッセンブ
リーが手に入ればやり様は有るのだが。

念の為カンツォーネが12曲収まった物を2度繰り返してみたが問題は診られなかった。 この二日
間で可也神経を使ったが上手く直ってくれ(CDは)胸を撫で下ろした!

最後に輸送時のCD固定ネジ(片方)を止め終わりとした。


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