テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

松下 VP-544A オシロスコープ (1968?)

2013-07-01 12:05:59 | Weblog

 

昨日は急ぎのモニターの修理を終え、一昨日壊れて仕舞ったオシロスコープ、松下 VP-544A の修
理に取り掛かった。 その昔アマチュア無線クラブのミーティングで中古のこのオシロを買ってか
ら既に20年近くとなり、製造されたのはその(多分)20年程前では無いかと想われるので既に40
年近くとなるのでは無いかと想うが(そろそろ買い替え時期とは想うが)直せなかったら買うこ
とにしよう。

想像通り高圧が出ていなかった。

高圧の発生を担当しているトランジスタは上の画像の左下に若干覗いているがこのトランジスタ
に問題は診られなかった。10年?位前に高圧整流管を交換したことが有った様想われるが、どう
も高圧電源用の発振、電圧安定回路に問題が在る様なので先ずはサービス・マニュアルを探して
みよう。

サービス・マニュアルが見付かったので近々取り組んでみるが、表紙に68.1と有りこれがデートコー
ドとすると既に45年目となる。高圧電源は自励の発振回路でベース・バイアスで安定化を計っていた。

高圧電源の制御回路の動きを診てみた。 HV ADJ.のポテンショメータを動かしても初段Q404のエミッタ
電圧に変化は診られなかった。 順番に後段に移り各電極の電圧を測定してみたがどうも初段が怪しい。

2SC538Aの在庫が在ったか確かめてはいないが、交換するか迷っていた時アレッと気が付くと輝線が
出ており、HV ADJ.を動かすとQ404のE、Bの電圧も動いた。サテ、人様からお預かりした物なら原因
を確かめるべきなのだが、自分の物なのでまた問題が出たらその時にまた取組めば良いので今回はパ
スした。

以前このHV ADJ.用のポテンショメータが壊れた時もキャリブレーション出力が壊れていたので適当
なところで止めていたが、加速電圧が可也高かった様で偏向感度が本来の8割程度になっていた為、
その都度換算していたが今回は日頃周波数の校正に使っている正確な周波数源が在ったのでそれで校
正を行った。

7月2日 どうせならキャリブレーション出力も有った方が良いので診てみた。どうもピエレフォー
クが劣化している様でここに衝撃を与えると暫く発振するが直ぐに停止して仕舞った。

念の為周辺の半田付けをやり直してみたが状況は殆ど変わらなかった。トランジスタをhfeの高い
物に変えれば直る可能性も有るが無くても済む機能なのでここまでで止めておいた。

 


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