2台目は Braun TC 45/1 でこちらも動作は未確認の様だった。 この種の機器の修理、改造等の
ご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
早速通電してみたがターンテーブルがスンナリとは回転して呉れず、右下のレバーの位置辺りで
一応回転したが、自動停止も機能していなかった。
一応回転は正常でレコードは聴けたがサテ右のレバーの問題はどうするか?
ラジオは AM/FM 共機能したが、バランス調整が出来なかった。
4月21日 バランス調整の問題に取り掛かった。
中身を取り出さねばならず分解に取り掛かった。 ダイアル部分に在る伸びたゴムベルトが邪魔。
左から2番目がバランス調整用の可変抵抗。 可変抵抗としての機能に問題は無かった。
念の為センターをグランドに落とす 25μFを交換し可変抵抗 25KΩの両端に在る 2.2KΩを短絡した。
結果変化量が増え一応バランス調整は可能となったが中央部分での変化量が可成り少ない。 しか
し回路と回路図は一致している様だったがパターン図は実際と大きく異なっていた。
機構的な問題が幾つか有るが動作した際は可成り良好だった。
出力トランジスタ用の放熱フィンが大きく変形しているが、どうしてこうなって仕舞ったのか?
ターンテーブルの裏を見てみたが電源スイッチは何処に在るのか?
カートリッジの出力が上手く内部に届いて無かったので配線を確認した。
機構部分の問題は以前ご依頼主が直してくれたので、せめて電源スイッチの問題は解決したい。
4月22日 ターンテーブルの電源スイッチを探した。
上の画像に見られるベークライトの円盤の下に接点が在りそうだが幾つかの部品を上手く外さねば
ならず却って壊して仕舞うことになりそうなのでここまでとした。
コンデンサが繋がっている端子がスイッチの端子なのでここを ON-OFF すれば良いだけなのだが。
4月26日 ご依頼主から壊れているターンテーブルが届いた。 これで分解方法を見てみよう。
シャフトに固定されているリング状の物の名称を知らないが何とも抜けない。
押し広げる工具さえあれば外すのは簡単なのだが! 下部の太さは5φ程だったが上は少し太い。
何とか少しずつ持ち上げ外したが多くの時間を要した。 本来の工具が欲しい!
スイッチを構成している上の部分はプリント基板で作られていた。
明日届く Becker のカーラジオと一緒にこの金具用の工具をお借り出来ることになった。
4月27日 お借りしたスナップリング用の工具が届いた。
スプリング用の穴が大きくなって壊れていたので交換した。
ターンテーブル用の電源は入る様になったのだが何故か姿勢に依ってモーターが回らなかった。
調べた結果回転数微調整用の銅板が右のコの字型の下にぶつかっていた。(少し上げた)
良好に回転する様にはなったがトーンアームが最後までは行かなかった。