今日の2台目はカラーバーと呼ばれる音声入力に依ってランプを点滅させる装置だが、オリジナル
の物(上の画像の上の物)と同様に作った回路(上の画像の下の物)が短時間だけしか動作しなか
ったとのことでお送り頂いた。 この種の物は積極的には扱っておりませんがこちらえのご連絡は
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
開梱を始めた時に内部からバラバラと部品がこぼれ落ちた。 袋はキチント止めておかねば!
先ずはオリジナルの回路の動作を診てみた。 赤のランプ 3個は点灯しなかった、要修理。
一応周波数に依って点灯位置は変わっていた。
次いで新たに作られた物の動作を診てみたが唯一動作したのは周波数約 33.85KHzのみで、更に左か
ら3番目と5番目のランプのみだった。 音声周波数から可成り離れておりこれでは点灯しない可能性大。
サテ見本と同様に作られた様だが一体何に問題が有るのか? 他の方が作られた物はやり難い。
11月24日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かった。
先ずは点灯しないランプを診てみたが全て断線していた。 定格を見て驚いたのは何と 1.5V/0.3A
の物が使われていた。 これでは切れても仕方が無い。
本来は 6.3V/1W の物が使われなければならない。 先日米国から届いた物が1箱在るが、今回はサ
ンプルの物を移し替えた。
しかしサンプルと同様赤の部分が点灯しない。
半田付けに怪しい部分が何か所か有ったのでやり直した。
気になりトランジスタも念の為交換してみたが変化は無かった。 しかし疲れた!
11月25日 何とも悔しく時間を掛け回路を細かく追った。 結果理論的に間違っていると想われる部
分が見付かったので早速手を加えた結果全て良好に点灯する様になった。 つまりサンプルとして
渡された物に最初から基本的な問題が在り、それを基に作られた物にも当然同様の問題が在った。
しかしこの装置は可成りの数が作られたのでは無いかと想われるが同様の問題が多く存在すること
が考えられる。