6月7日 半導体式のバイブレータに交換することとなった。 上の画像は元々の機械式バイブレ
ーター(同期式)の画像。 6ピンのUZソケットの交換から始め、一部のCRは今後不要となる。
下の画像は非同期式の半導体バイブレーターに交換し終えたところ。 好結果が得られ一安心!
6月1日 使われている同期型のバイブレーターの代りになる物は無いかストックを当ってみたが
同様の物は見付からなかった。 同期型は日本に限った訳では無いが事実上海外のセットでは
お目に掛かったことが無い。 整流管が省略出きる利点は在るが接点が4ヶ所と増えクリチカル
となるので敬遠されるのではないだろうか。 サテ、同期型が無い以上別の解決方を練らねば
ならないが、いっそ半導体式に変えて仕舞う方が先々問題はないがご依頼主の意向を伺ってみ
よう。 内部の写真からご覧頂けるか高級機種然とした可也丁寧な作りになっている。
今日お預かりしたのは昭和32年製のTEN(神戸工業)RSD-58120で観音開きのクラウンで使
われていた真空管式のカーラジオです。 海外の製品では1940年代の物も手掛けましたが国産
の中ではこれまでで最も古い物となります。 ラインナップは12BA6-12BE6-12BA6-12AV6-12
AQ5で、電源には同期型のバイブレーターが使われており整流管は使われておりません。
全体をザット見ただけで細かい点はこれからですが当然と云っても良いかと思いますがバイブレ
ーターは死んでおりました。 サテ、可也難航しそうですがどうするかご依頼主に伺ってみましょう。
この種のカーラジオの修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。
電源部の型番はRSD-58110となっており後年の型番付与方式とは異なる。
電源スイッチが壊れており、パイロットランプ2個も断線していた。
スピーカーの型番はRSD-58130. 随分変ったデザインとなっている。
バイブレーターを開けたところ、製造年月日?は昭和32年7月1日となっており小生9才半。