テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●カラーテレビの組み込み

2007-07-09 23:24:41 | Weblog

昨日今日と取り組んでいるのは昭和30年代のテレビに最近のカラーテレビを組み込む作業で、実の
ところ余り積極的にやっているものではありません。 今回ご依頼を頂いたのはシャープのTV-420A
と富士製作所のスタービジョン 14T215 で共に昭和30年代中頃の14インチモデルです。 シャープ
の物は金属キャビネットで問題は在りませんでしたが、スタービジョンの方は木製(ハードボード)キャ
ビネットの前面部分が剥がれておりここの修理から始めねばなりません。(鼠の巣になっていたので
その処理も大変でした)  一応どんな具合で見えるか確かめてみましたのでその際の画像も添えて
おきます。 この種の改造、修理につきましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

単にどう見えるかの確認を行っただけで実際はブラウン管の前にガラス板が入り、またそれを囲む
形のベゼルが嵌め込まれ、下にはスピーカーグリルを兼ねたフロント・パネルが置かれ、またチャン
ネル・セレクタ、各種ツマミが配置されます。

7月12日 一応今回の2台に組み込みを終えました(まだツマミ類の固定が未完ですが)ので画像
を添付致します。 

組み込んだカラーテレビに外側が白く塗られている為この様になっています。 サテどうするか?

7月15日  組み込んだカラーテレビの枠の部分が見えるのは本意では無いとのことでご依頼
頂いた方が15インチのカラーテレビを探すこととなりました。 タダ、最近の物はフェイスプレイトが
フラットの物が多く、昭和30年代中頃の可也の曲率を持ったブラウン管用のエスカッションとは横
方向で10mm、また縦方向で4mm程の間隙が出来て仕舞うのが問題ですが。

7月19日 ご依頼主がオークションで落札したSONYの14インチの物が送られて来たので動作チェ
ックをし、表示部分の寸法を測ってみたがこれまでの二台より小さい位なのでサテどうするか?
  それとSONYの物はフェイス・プレイトがシリンドリカル(円柱)なので縦方向は直線なのだがこれ
で良いのか?  心配になって仕舞う!

7月22日 その後ご依頼主から「オークションの説明には15インチとあったので落札した」との連絡
が寄せられた。  しかし14インチの物を何故15インチと偽ったのか、多分単純なミスなのだろうが
15インチでなければ意味が無い!

7月26日 昨日夕方2台目のSONY製16インチ・モデルが届いたので今日から本格的な組み込み
に取り掛かった。 先ず金属加工が必要(=作業が困難)なシャープの金属キャビネットの物に取
り掛かったが簡単には行かず、何とか仮に組上げてみたが少し画像が傾いている。  またCRT
後部が出っ張っているのでどう処理するか? (16インチの元々のプラスチックケースを当てるか)

 7月29日 昨日、秋葉原でCRT後部を覆うのに適当な物を探し、今後の改造に関し(オリジナルを
一部ではあるが壊すことになるので)ご依頼主に確認を取った。 結果今日現物を確認したいとお
尋ね頂き、想像していた物よりズット良いと言って頂け一安心したが、チューナーの機構部分は何
とか別の費用で構わないので組み込んで欲しいと云う新たな難問が寄せられた。 サテ困った!

8月1日 ダミーのチューナーをやっとの思いで組み込み、底板等をやり直し随分と時間を費やして
何とか組上げた。 しかし当初から改造方法がハッキリ示されていたなら無駄な作業をせずに済ん
だのだがその点が悔やまれてならない!             

 

ロータリー式チューナーを組み込んだがスペースの余裕は無く、ギリギリであった。

CRT後部を出っ張ったままにしておく訳には行かずプラスチックケースで覆った。

水平方向は略一杯となったが上下方向には数mmのギャップが出来ている。 ただこれ以上大き
なCRTとなると組み込みは一段と困難になる。


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