テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Zenith, B1719P, 1950年代頃の白黒 TV

2018-11-09 12:02:13 | Weblog

今日の2台目は1950年代の物と想われる Zenith のTVだが未だ動作等は全く不明。 近々取り組ま
せて頂こう。  この種のテレビの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願い致します。

駄目元で通電してみたが驚いたことにラスターは出現した。 ただ音声も映像も現れることは無かった。

内部に貼られたラベルからこの機種のシャーシーNo.は15B20と分かった。 手元のRider's TV Vol.
 1-21のインデックスには網羅されていなかったがSams Photofactのインデックスでは426-3 に納め
られていると分かった。 

念の為手元に在ったRider's TV Vol.22で探してみたところ同社のCh.15A25が網羅されていたが同一
シャーシーNo.で6種の回路が在った。  トランスレスの物もトランス式の物も含まれていたが一つのシ
ャーシーNo.で複数の回路と云うのは初めてでこれでは回路が特定出来ない。  因みに今回のトランス
レス・モデルには余り聞いたことの無い真空管が多く使われていた。   因みにラインナップの一部は
3BN4A-6CG8A-4BZ6-4BZ6-4BZ6-6AW8A-4BU8-11CY7-4BN6-6EA8-6AQ5A-17DQ6-17D4。
近々チューナーやVIFを診てみよう。

11月11日 先ず手始めにフロント・エンドから映像検波までの真空管のgmを診てみた。

劣化している真空管が多く出来れば全て交換したかったが手元には一部の物しか無く若干ヒーター
電圧が異なる物でも使えそうな物を交換してみた。 第二VIFの4BZ6には3BZ6を使った。

劣化していた真空管の交換で状態はドラスティックに変わり良好に映像と音声は出た。

未だ垂直振幅が不足しておりセンタリングも調整する必要が有る。 他に電源のデカップリングも診て
みる必要が有りそうだった。

 

11月13日 垂直振幅とセンタリングの調整を行った。

そうこうする内に垂直同期が取れなくなった。

分解に取り掛かりキャビネット底面に貼られたラベルからモデルはB1719Pと分かった。

全体に可也ホコリが見られたがCRTの前面の汚れも清掃を加えた。

ブラウン管の後部始めホコリを払ったので見た目可成り綺麗な状態となった。

シャーシーをひっくり返そうとして右手の手の平の親指の近くを高圧のケージ部分で切って仕舞った。

サテ米国にサービスマニュアルを頼むか迷うところだがどうするか?

明日は駄目元でコンデンサ類を交換してみよう。

11月14日 コンデンサ類の交換に取り掛かった。

パイロット・ランプが切れていたので交換した。

ツマミ類の汚れが気になったので洗っておいた。 また取っ手の革が破れていたので修復を試みた。

幸い時間経過と共に垂直同期が外れる問題は解決出来、先程来連続運転を続けている。

若干音声に歪があり、また画面が上下に振動するが実用レベルとなった。 疲れた! 

連続運転に取り掛かった。 チャンネル・セレクタの中央にチャンネル番号が表示されることを知った。

好結果を得たので梱包に取り掛かった。 今日にもアンテナ・ケ-ブルを購入し終わりとしよう。

11月21日 ご依頼主から子供の頃に見ていた【月光仮面】を熱心に見ている、素晴らしいとの嬉しいご
報告を頂いた。 月光仮面と云えば約60年前小学校の校庭で学芸会の練習の合間に仲間と遊んでい
た時に隣のプロテスタントの教会のところで撮影が始まった。 その教会は建物は建替えられたが残っ
ておりそこの息子とは今年6月に有った小学校の同期会でも言葉を交わした。

 

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McIntosh, MR-71

2018-11-09 11:59:07 | Weblog

今日の1台目は久し振りの McIntosh, MR-71でステレオ・モードでハムが混入するとのお話だった。
この種の物の修理のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/にお願い致します。

11月10日 実際に動作を診てみた。 下はNHK横浜 (FM) 81.9MHz受信時。

ステレオ表示のランプは略点灯しっぱなしだった(若干明かるさの変化は有ったが)。

オシロで出力を診てみたが上はモノラル、下はステレオ時。 オシロではハムは診られなかった

ならばと実際にアンプを繋ぎスピーカーで確認してみたがステレオの場合バックグランドに可也高い発
振成分(数KHz程度?)が混入していたがレベルは非常に低かった。

11月11日 今日はこの辺りの機器にも明るいMさんにお手伝い頂き昨日の続きに取り掛かった。

38KHzの出力が39KHzとなっておりこれと38KHzのビートが出ていたのかも知れないが調整後高周
波のノイズは消えた。 (お預かりした際の状態はステレオの復調が出来ていなかった)

調整後ステレオの復調も良好に為される様になった。

 

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