今日お預かりしたのは Becker の Nurburg で中波、短波合計6バンドの可成り贅沢な設計のカーラジオ
でした。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。
使われているのはリムロック管7球+マジック・アイでカーラジオにマジック・アイが使われているモデルは
初めてとなった。
バイブレータのベースはUSベースでこれも初めてとなった。
使われているコンデンサは可成り劣化していることが想像出来るが何処までやるか伺ってみよう。
バンド切換はターレット・チューナーとなっておりカーラジオとしては非常に珍しい。
5月27日 バイブレータを半導体式の物に交換し、幾つかのペーパー・コンデンサを交換した。明日は
本格的にペーパー・コンデンサの交換に取り掛かろう。
5月28日 昨日に引き続きペーパー・コンデンサの交換に取り組んだ。
いやはや考えていたよりズット多く、予想していた時間を超えて仕舞った。 交換を終えヤレヤレと通電した
ところ音声出力が無い。 回路を追ったところ+B電源の入力に入っているチョーク・コイルが断線していた。
チョーク・コイル部分を直し良好に機能することを確認した。 流石に60年以上を経過しておりマジック・アイ
は発光していなかったがこれは仕方ない。