”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

いが餅

2021-03-10 13:10:29 | お菓子

昨日のブログに、

「私は、食べ物のことに関しては、よほど念が強いのか、

かなりの確率で望みが叶います。」

と書いたばかりですが、

またまた望みが叶いました。

  

お友達の大学の先生が、いが餅のルーツについて研究されていて、

各地に伝わる「いが餅」「いが饅頭」の写真をfecebookに投稿されていました。

それが、地域ごとに特色があり、どれもおいしそうだったので、

「食べてみたいなぁ。」と思っていたら、

偶然、広島のお友達が送ってくださった荷物の中に、

この「いが餅」が入っていたのです。

  

 

中を開けると・・・。

  

  

製法は、上新粉を練ったもので、こし餡やつぶ餡を包み、

成形して上面に着色したもち米をのせて、蒸し上げていきます。

 

  

こちらは、きめ細かなこし餡が入っていました。

  

 

いが餅は、伊賀餅、いが饅頭、いがまんじゅうなどの表記があります。

そして、東北から中国、四国にかけて存在しています。

研究をされている大学の先生は、愛知県ご出身の方ですが、

ずっと自分の地域の郷土菓子だと思い込んでいらしたとか・・・。

  

きっと、そういう方が全国にたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

  

送っていただいた広島県呉市のいが餅は、

主に10月に行われる亀山神社の大祭や、11月の小際の時期に作られるそうです。

いかにも神事のお祝いのお菓子という風情が感じられますね。

  

あんこの甘みも程よく、お餅はつやがあってやわらか。

とてもおいしくいただきました。

貴重なお菓子をありがとうございました。

 

コメント (2)
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