”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

こんな近くで観察できるなんて!!

2017-07-31 10:13:51 | 果物

私の家の向かいには、以前メロンの温室が3棟建っていました。

ご夫婦でクラウンメロンの栽培をなさっていましたが、

重油の高騰や後継者の問題などがあり、

メロン栽培をやめたあとも、その設備を活用して

中国野菜などを栽培されていました。

でも、台風の被害に遭われ、その温室も取り壊しました。

今は、畑として野菜や梅の木が植えられています。

  

  

そこに、大変気になる木が2本・・・。

道路わきあるため、毎日目に入ります。

何か果実が生っていて、袋がかけてあるんですよ。

  

 

  

  

  

  

今の時期に袋をかけるとしたら、梨かりんご?

梨の花らしきものは見なかったし・・・。

静岡でりんごって育つの?

  

やっと、この畑の持ち主さんに会えたので、お聞きしてみると

暖地りんごとのこと!!

 

暖地りんごというのは、暖地でも栽培可能なりんごと言う意味で、

品種名ではなく、分類ですね。

正確な品種名も、赤い実になるのか黄色い実になるのかも不明とのこと。

  

暖地栽培に向く品種というのは、主に晩生品種が向いている…とありました。

「ふじ」「むつ」「世界一」「王林」などだそうです。

 

静岡の一部の果樹園ではりんご狩りが行われていますが、

それでも、りんごよりはみかん。

その理由は、りんごは落葉樹、みかんは常緑樹だからと

教えていただいたことがあります。

落葉樹は、寒い地方に多く、冬の寒さと乾燥から身を守るために

秋にはすっかり葉を落として活動を停止します。

常緑樹は、温かい地方に多く、冬の寒さと乾燥から身を守るのは同じですが、

葉を落とすのではなく、葉を厚くしたり、小さくしたりして

寒さに耐える工夫をしています。

それに、冬の間も光合成は行われていますし、

葉があれば、春になってすぐに活発な光合成が始められます。

 

冬の風はきついけど、比較的温かな袋井で

落葉樹のりんごは、ちゃんと葉を落としてくれるのでしょうか?

そして、どんなりんごが生るのでしょうか?

観察を続けたいと思います。(*^-^*)

 

 

コメント
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