”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

和産和消と急須

2011-12-12 10:02:51 | お茶

新聞で「和産和消」という言葉を見つけました。

これは、静岡県茶業会議所の事業委員会が

茶業振興に向けて立案した5路線の中の1つ。

地産地消の拡大版で、1人当たり年間に

 ・米  100kg

 ・茶  2kg

 ・魚  60kg

を消費する、

和食重視の食生活を呼びかけようというものです。

 

お米を年間100kgとなると、1日に2合弱食べることに・・・。

そして、お魚は、鮭の切り身に換算すると

1日に約2切れ食べることになります。

 

そして、お茶は1日に約5.5g消費することになりますが、

その量を見てみましょう。

Img_2616

この茶葉が入れてある小皿は、直径9cmほどです。

 

このくらいのお茶なら、普通にいただいています。 (^^)

 

しかし、問題なのは・・・。

ここ10年くらい、急須を持たない家庭が増えている・・・

という現実です。

 

食育イベントで子供たちにお茶の入れ方を紹介すると、

実に興味津々な表情で

お茶を注いでいるのがわかります。

そんな時、

「この子のお家には急須があるのかなぁ・・・。

 あれば、今日、家に帰ってから

 家族にお茶を入れてあげられるのに・・・。」

と、つい思ってしまいます。

 

ペットボトルは確かに手軽です。

しかし!

ラジカセがないと、

カセットテープに録音したものが聞けないように、

急須がないと、

こんなおいしいお茶も飲めないんだ・・・

Img_2614

と、西村農園さんの期間限定「おくみどり」をいただきながら、

ため息をついてしまいました。

 

和産和消と同時に、

一家庭一急須運動はいかかでしょうか?

 

コメント
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