新聞で「和産和消」という言葉を見つけました。
これは、静岡県茶業会議所の事業委員会が
茶業振興に向けて立案した5路線の中の1つ。
地産地消の拡大版で、1人当たり年間に
・米 100kg
・茶 2kg
・魚 60kg
を消費する、
和食重視の食生活を呼びかけようというものです。
お米を年間100kgとなると、1日に2合弱食べることに・・・。
そして、お魚は、鮭の切り身に換算すると
1日に約2切れ食べることになります。
そして、お茶は1日に約5.5g消費することになりますが、
その量を見てみましょう。
この茶葉が入れてある小皿は、直径9cmほどです。
このくらいのお茶なら、普通にいただいています。 (^^)
しかし、問題なのは・・・。
ここ10年くらい、急須を持たない家庭が増えている・・・
という現実です。
食育イベントで子供たちにお茶の入れ方を紹介すると、
実に興味津々な表情で
お茶を注いでいるのがわかります。
そんな時、
「この子のお家には急須があるのかなぁ・・・。
あれば、今日、家に帰ってから
家族にお茶を入れてあげられるのに・・・。」
と、つい思ってしまいます。
ペットボトルは確かに手軽です。
しかし!
ラジカセがないと、
カセットテープに録音したものが聞けないように、
急須がないと、
こんなおいしいお茶も飲めないんだ・・・
と、西村農園さんの期間限定「おくみどり」をいただきながら、
ため息をついてしまいました。
和産和消と同時に、
一家庭一急須運動はいかかでしょうか?