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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

お茶の好みと釣りエサ

2015-01-18 10:38:11 | お茶

ここのところ、静岡茶に関して

おもしろい記事を目にすることが増えています。

 

 

こちらは、若者のお茶の好みに関する記事です。 

  

児童や生徒を対象としたお茶の入れ方教室で、飲み比べを行うと、

多くの茶商が主力とする普通煎茶や深蒸し煎茶よりも

人気が集まるのは

 ●玄米茶

 ●ほうじ茶

 ●玉露

だそうです。

  

いつも飲むお茶よりも、味が濃く、違った香りがするものに

興味を惹かれる傾向があるようです。

  

 

しかし、これは若者に限ったことではありません。

あるイベントで、20種類近くのお茶の飲み比べを行い、

気に入ったお茶に投票するというコーナーがありました。

参加者は、子供からお年寄りまで、

かなり幅広い年齢層でした。

  

結果は、高級煎茶よりも、

生姜やごぼうをブレンドしたお茶や和紅茶に

人気が集まっていました。

   

  

ここで、思い浮かぶのが、

夫がせっせと作っている海上釣り堀用の釣り餌。

  

本当に不思議なんです。

イチゴやバニラの風味のもの、

ミニトマト、スイカ、みかん、

はちみつを混ぜたもの、

にんにくをまぶしたもの・・・などなど

  

どうも魚は、普段食べているものと違う色、香り、味のものに

興味を惹かれるらしいことが判明。

 

 

  

人も魚も、食べ慣れたもの、飲み慣れたものと違うもの

(ただし大幅には異なっていないもの)に

ぐぐ~んと食いつくようですね。  (^_-)-☆

 

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急須+湯呑み

2014-12-01 11:50:02 | お茶

先日、袋井で開催されたお茶大文化祭で、

こんな変わったお湯呑を見つけました。

 

  

急須と湯呑みがひとつになったようなデザインです。

  

  

どんな風に使うのかと言うと、

  

茶葉を入れ、少量の水で浸します。

そこに熱湯を注ぎます。

そして、細かい穴が開いている方からいただきます。


  

お茶をおいしく入れるためには、

お湯を冷まさなければいけませんが、

少量の水で茶葉を浸しておくことによって、

熱湯を注いでもおいしくいただけるとのこと。

  

  

「これは、急須を持たない家庭の人にも

 お茶を飲んでもらうために考えられたのですか?」

と、質問してみました。

  

答えは、そうではありませんでした。

家族が減って、少人数あるいは一人暮らしになった方が、

急須を使わなくても、お茶を楽しめるように

考えられたものだそうです。

  

確かにそうです。

急須で入れるお茶の味を知らなければ、

このような飲み方をしたいとも思わないでしょう。

  

  

正直、少し飲みにくいです。

それに、お湯をなみなみと入れることもできません。

でも、少量でいいから、大好きなお茶を楽しむ時間が欲しい

という方のために考えられた

こんなお湯呑があることを心に留めておいてください。


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袋井お茶大文化祭

2014-11-22 13:37:55 | お茶

第一回袋井お茶大文化祭が

月見の里学遊館 ものづくりワークショップルームで

開催されています。

  

展示コーナーでは、中国雲南省及びその周辺で作られた

珍しいお茶を見ることができました。

ここに展示されているのは、磚茶(たんちゃ)または団茶(だんちゃ)と呼ばれるもので

緑茶や紅茶の屑を蒸して型に入れ、圧縮して干し固めたもの。

磚というのは、中国のレンガを意味する言葉で、

その形からそう呼ばれるようになったのでしょう。

 

  

では、ご覧ください。

●グルジアで作られた緑磚茶

 

  

  

●餅茶(プーアール茶)

 

  

  

●青磚茶

 

  

  

●人頭茶

茶葉を大きく固めたもの。

供物に使われたり、家庭の財産として保管されたりしますので

飲むためのものではありません。

 

  

  

●磚茶を中国結びで飾ったもの

縁起物として飾られます。

 

 

  

  

さて、イベントコーナーに、静岡のヒーローがいらっしゃいました。

茶神888(さじん ハチジュウハチヤー)です。

私、なぜかこのあと888さんとジェンガをやって遊びました。(^^♪

 

  

 

そして、西村製茶さんの和紅茶の試飲もできますよ。

  

  

袋井お茶大文化祭は、明日11月23日まで。

すっごくおもしろいので、行かなきゃもったいない!!

あなたも、袋井でティーロードの旅、してみませんか?

 

関連記事はこちらで。

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本物を知る

2014-08-19 09:40:14 | お茶

こちらのお茶は、袋井市大谷のお茶農家

西村農園さんの水出し煎茶です。

Img_9783


    
   

このお茶は、サヤマカオリという品種を

かぶせ茶という方法で栽培したものです。

茶葉を刈り取る3週間ほど前に、

黒いシートを被せることにより、

限られた光の中で、何とか光合成を行おうと

茶葉は葉緑素を増やします。

  

その結果、緑色がより鮮やかになり、

味もまろやかになります。

  

そして、その茶葉を深蒸し茶の製法で仕上げたのが

この水出し煎茶。

お茶農家さんの努力と工夫が生み出した

本物の味と香りと色なのです。

  
  

しかし、ペットボトルのお茶しか知らない子は

このお茶を見て、こう言ったそうです。

「この色、どうやって付けているんですか?」

  
 

トイレの芳香剤でしかキンモクセイの香りを知らない子は、

秋の公園で、キンモクセイの木の下に行き、

「お母さん、この木、うちのトイレの匂いがするよ。」

と言ったという有名な話もありますね。

  
  

本物を知ること、

それもできるだけ早い時期に本物を知ることは

とても大切なことです。

  
  

※西村農園さんの楽しいブログはこちら
http://nisimura.hamazo.tv/

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袋井茶産地ツアーで天ぷらを!

2014-08-03 08:06:21 | お茶

昨日、袋井茶文化促進会と袋井市役所農政課の

協働事業で袋井茶産地ツアーが開催されました。

  
 

これは、袋井市内のお茶農家や

お茶にゆかりのある場所をめぐるツアーで

袋井市役所 → にしたな → 西村農園 → 油山寺

→荻原製茶 → 茶ぴあ → 袋井市役所

というコースで開催されました。

  
  

私は、ご近所の西村農園さんでお手伝い。

Img_9683

この看板が表しているように

西村農園さんの紅茶は、55年以上も前に作られており、

輸出までされていました。

そして、その紅茶を2009年、

「Papa・Tea(ぱぱ・てぃー)」という名で復活させ、

「ふじのくに 山のお茶100選」にも入選しています。

   
   

さて、私がやったことは、摘みたての茶葉を天ぷらにする

ということです。

Img_9684


 

どうやったら、色を美しく保つことができ、

パリッと仕上がるのか、

プロの料理人の方にも相談し、

この3日間、時間を見つけては練習しておりました。

   
  

ツアー参加者の皆さんが到着。

きれいに手入れされた茶園を見て回ります。

Img_9685



  

茶葉の摘み取り体験などをしたあとは、

西村さんのおいしい紅茶と緑茶を冷茶で楽しみ、

天ぷらの試食となります。

Img_9686

    
  

Img_9687

  
   
 

大変蒸し暑い日でしたが、

茶園の気持ちよい空気と、

天ぷらにつけたお塩の塩気に助けられ、

皆さんは何度もおかわりをしてくださいました。

  
 

参加者の皆さんのお茶にかける熱い思い、

そして西村農園さんのご家族の仲の良さを

身近に感じることができ、

とても幸せな時間を過ごすことができました。

  
 

ありがとうございました。


※西村農園さんのブログはこちら

http://nisimura.hamazo.tv/e5519578.html

(まじめに天ぷらをあげていますよ)

コメント (3)
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