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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

お茶の木に霜?雪?

2014-07-01 10:06:04 | お茶

今朝、家の目の前の斜面に広がる茶畑を見て、

思わず、「ナニコレ!?」と叫びました。

 
  

写真をご覧ください。

Img_9449

朝もやの中で見にくいかもしれませんが、

お茶の木の上に何か白いものが見えませんか?

    
  

最初は、霜かと思いましたが、

それにしては、まだらに白くなっています。

   

近くまで行ってみましょう。

Img_9452

   

Img_9451

 

あっ、これはお茶の木に張ったクモの巣に

朝露がのっていたのですね。

どうりで、昼間に見たことがないはずです。^_^;

 

それにしても、静岡に生まれ、茶畑は見慣れているはずなのに

こんな光景は初めて!!

なぜ、今まで気づかなかったのでしょう。

 

今日から7月。

いくらなんでも遅霜なんてあるわけないか・・・。

今年の後半戦も頑張りましょう。(^^)v

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亀山紅茶をいただきました

2014-06-13 10:26:17 | お茶

先月、野菜ソムリエ仲間のイモ姐さんから

伊勢のお土産でいただいた亀山紅茶。

Img_9323

    
     

この紅茶をいただくまで、三重県亀山市が

戦後から昭和40年代にかけて、

日本有数の紅茶産地であったことなど全く知りませんでした。

     

その当時、亀山市で最も多く栽培されていた紅茶品種が

べにほまれです。

  

べにほまれは日本初の紅茶専用品種で、

「日本紅茶として初めて海外の紅茶に追いついた。」

と評されるほどの品質を武器に、

昭和30年代には海外にも輸出されていました。

   

しかし、海外産地とのし烈な競争の中で、

産地はしだいに衰退していき、

紅茶茶園は緑茶栽培へと切替わっていきました。

べにほまれは、幻の紅茶になってしまったのです。

  

しかし、このべにほまれ紅茶を復活させようという取り組みが、

平成23年度から亀山市内の茶業関係者を中心に始まりました。

   

Img_9327

    

亀山紅茶は、和紅茶らしい甘みとともに、

上品な渋味も感じます。

ゆったり、じっくり味わいたいと思いながらも、

なつかしい香りに、

大学受験の頃の不安定でわさわさした気持ちをを、

つい思い出してしまいます。 ^_^;

 

    

べにほまれの茶園が再生し、

液晶テレビと同様に「世界の亀山ブランド」

と呼ばれる日が来ることを願いながら、

2杯目の紅茶をいただいております。 (*^_^*)

 

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白いシートの謎が解けた!

2014-04-17 11:32:56 | お茶

新茶のシーズンを目の前にして

お茶農家さんは、遅霜の被害を心配されています。

 

で、私が気になっていたのがこの白いシートです。

Img_8965

 

 

霜避けだとしたら、全部にかけるはずなのに、

同じ農家さんが管理されている茶園でも

すぐ隣りの部分にはかけてなかったり・・・。

Img_8966

 

農業資材は高額なので、

全部の樹にかけていたら、莫大な金額になるとは思いますが、

それならば、どうやってかける部分と

かけない部分を決めているのか?

 

疑問が沸いたら、そのことばかり考えてしまう私・・・。

運転中、茶畑を見るたびに気になります。

で、作業中の農家さんに思い切ってお尋ねしてみました。

 

 

このシートは、タフベルと言うそうです。

もちろん、霜よけの効果もありますが、

このシートを被せることにより、

保温効果が高まり、新芽を早く伸ばすことができます。

そう、これはお茶の促成栽培用のシートだったのですね。

 

 

やはり、早摘みの新茶は高い値段で売られます。

ただ、このシートは寒冷紗と不織布を合わせたような材質なので、

その分日光は遮られます。

その点が、味にどう関係してくるのか?

問題視する農家さんもいらっしゃるそうです。

 

野菜のハウス栽培にも様々な意見があるのと同じですね。

お茶農家の方にしてみたら、

「こんなことも知らないの?」と驚かれたことでしょうが、

何はともあれ、疑問が解決してよかったです。

 

 

お仕事中、ありがとうございました。

今年も、新茶が楽しみですね。 (*^_^*)

 

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私があの日リーフ茶を買ったのは…

2014-02-21 10:21:10 | お茶

昨日の静岡新聞に、次のような記事が掲載されました。

P2210950

 

急須で入れるリーフ茶の1世帯当たりの購入額が

2年連続で900gを割ってしまったそうです。

県内の荒茶生産量が過去最低と報道された翌日ですから、

静岡県民としてはショックが大きいですね。

 

ただペットボトルのお茶は多く飲まれていますので、

急須で飲むことが減っただけであり、

お茶の需要そのものは根強いものがあります。

 

 

さて、自分の生活を振り返ってみますと、

毎朝、お茶は入れています。

でも、その茶葉はいただきものでした。

(お葬式のお返しで茶ピアのお茶が入っていたりすると

「やった~!!」と思うほど・・・)

自分で購入したものはありませんでした。

 

 

でも、一度だけ自分で買ったことはあります。

それは、昨年夏、掛川の東山で買った在来茶「加久良」。

Img_7447

 

 

なぜ、あの日、私は加久良を買ったのか?

それは

 ・東山でなければ買えないお茶だったから

 ・在来種で、茶草場農法で作られていたから

 ・さし木ではなく、お茶の実から育てた苗で作られたお茶だから

 ・富士東製茶農業協同組合 青年部の人たちの

  お茶栽培に取り組む姿勢がすてきだったから

 ・青年部の人たちが入れてくださったお茶が、おいしかったから

 

 

やはりお茶処で、

黙っていても美味しいお茶が手に入りやすい地域であるがゆえに、

スペシャルな何かがないと買わないのかなぁ・・・

と自分を振り返って思うのでありました。

 

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冬の茶草場

2014-01-11 11:20:56 | お茶

冬の茶草場が見たくて

掛川市の東山地区に行ってきました。

 

Img_8486

 

 

真夏に伺った時は、

青々したススキや笹が生い茂っていましたが、

今は刈り取られ、茶畑に敷かれています。

Img_8489

 

 

以前はこの枯れ草色を寂しく感じていましたが、

Img_8488

 

今は、お茶生産によって守られた自然と生き物が

その向こう側に透けて見える

とても豊かな色に感じられます。

 

そう思うようになったのは、

茶草場が世界農業遺産に認定されたから・・・

というだけでなく、

そこで栽培されている在来茶「加久良(かくら)」の

美味しさを知ったからでしょう。

 

 

※夏の茶草場の様子と加久良については、

  こちらの記事をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/ume724/d/20130728

 

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