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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

pas mal

2013-04-23 08:57:52 | お勉強

周智郡森町三倉にある

三鞍の山荘オーナーシェフ 今井克弘氏による

「プロに学ぼう!今井シェフの食育講座」を拝聴しました。

Img_6655

  

        

●日本とフランスの食に対する意識の差

 日本では「食事を済ませる」と言いますが、

 フランスでは「食事を食べる」と表現します。

 これは、フランス人が「楽しく食べること」を

 大切にしているからであり、

 食卓での会話も十分に楽しみます。

 

 

●フランス語には「まずい!」という言葉がない。

 フランス人の食に対する思いを象徴するかのように、

 フランス語には「まずい」に当たる言葉がありません。

 

 pas mal 「悪くない」という言い方はありますが、

 これは「悪くはない」のですから、褒め言葉になります。

 しかし、お客様から「pas mal」と言われると、

 レストランの厨房では、

 「何か不都合なことがあったのではないか?」

 と大騒ぎになるそうです。 (^^)

 

 

●毎日、朝ご飯を食べるために

 子供が毎日、朝ご飯を食べるようにするために実行すること。

 その視点がすごく面白かったので書かせていただきますね。

 

 お母さんは音を立てて料理をする。(野菜を刻む音など)

         ↓

 その音で子供は食欲が刺激される。

         ↓

 出来上がったお味噌汁の匂いを嗅ぐ。

         ↓

 ますます食欲が刺激される。

         ↓

 「おいしい!」と母親に言葉で伝える。

         ↓

 毎日、朝ご飯を食べるようになる。

 

 つまり、五感をフル活用させ、

 食卓で会話を持つことを続けることにより、

 毎日朝ご飯が食べられるようになるというわけです。

 

 

皆さま、朝ご飯はしっかり召し上がりましたか?

今日も、pas mal な一日をお過ごしください。 (^^♪

 

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テクノロジーと人の叡智の融合

2013-03-14 11:33:53 | お勉強

昨日に引き続き、

アメーラトマト 富士山農園の見学の様子を

書かせていただきます。

 

◆トマトの一生が見られます

●種まきの後は、苗テラスという光の中で

 大切に育てられます。

 種まき後8日の苗

Img_6357

 

 種まき後21日の苗。あと5日で定植です。

Img_6358

 

●定植後39日

Img_6337

 

●定植後83日

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●定植後100日

Img_6333

 

 この熟度標準表を目安に、今の時期なら「熟度3」になったら

 収穫されます。

Img_6335

 

 

◆トマトには湿度も必要

 「おいしいトマトを作るためには、

  原産地であるアンデス山脈の高原地域と

  同じ環境を作ることが大切。

  だから、できるだけ水を与えず、乾いた土で育てます。」

 ということを今まで何度も聞いてきました。

 

 しかし、それだけではトマトに膨らみは出ません。

 与える水は少なく、しかしハウス内の湿度は高く・・・。

 アメーラは、原産地にはなかった湿度が加わることで

 よりおいしいトマトとなりました。

 

 

◆複合環境制御

 ハウスを移動していて気づいたことですが、

 定植から時間が経っていないハウス内の方が

 じめっとしています。

 

 これは、若い方が蒸散が激しいので、

 湿度が高くなってしまうため・・・。

 

 アメーラは成長段階や天候に応じて

 温度、湿度、水、光、炭酸ガスをコントロールして

 育てられています。

 

●炭酸ガス発生機

Img_6339

光合成によって減少したハウス内の炭酸ガスを補います。

 

●加温機

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●光センサーにより、自動で閉まるカーテン

Img_6347_2

遮光と保温が目的です。

 

 

◆テクノロジーと人の叡智の融合

 朝霧高原という恵まれた自然環境の中、

 最新技術を導入したハウス内で

 アメーラは育てられていましたが、

 その技術も、生産者様の長年の経験から導き出されたもの。

 

 ハイテク機器が並ぶ中、

 トマトトーンのつけ過ぎを防ぐためのチェックは人が行い、

 種を均一に巻くための道具は手作りだったり・・・。

 最新技術を導入した農業も

 それを支えるのは「人」であることを再認識しました。

 

 

原産地を超えたあの味は

テクノロジーと人の叡智の融合によって、

生み出されたのです。

 

多くの感動と気づきを与えてくださった

株式会社サンファーマーズ様、アメーラ会様、

先輩野菜ソムリエ様、 

そしてアメーラトマトに心から感謝申し上げます。

 

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アメーラの食べ方、提案できたかな?

2013-03-13 18:41:10 | お勉強

大先輩の野菜ソムリエさんと

株式会社サンファーマーズ様のご厚意で、

富士宮のアメーラトマトの農場を見学させていただきました。

 

その驚くべき栽培技術については、

別の記事で書かせていただきますが、

今回は大切な課題が与えられていました。

 

 

それは、

野菜ソムリエとしてのアメーラの食べ方提案。

それをお弁当という形で表現しました。

 

 

野菜ソムリエ仲間のお弁当が並びます。

Img_6361


おしゃれなサンドイッチ、ピラフ、マリネ、

スープジャーを使ったスープ、プリン、

フルーツと合わせたサラダ、ケークサレなど、

見た目も美しいものばかり!!

 

私が提案させていただいたのは、

アメーラの稲荷寿司、ハンバーガー、

パウンドケーキの3品。

 

アメーラに合うドレッシングを考案された方も・・・。

Img_6363

 

 

私は、皆さんのアイデアとセンスの素晴らしさから

多くの事を学ばせていただきました。

 

私たちの提案が生産者様の活力となり、

アメーラの人気がさらにUPしたら、うれしく思います。

 

関係者の皆さま、

今日一日、お世話になりました。

心からお礼申し上げます。

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2リットルのポカリスエット

2013-03-02 11:05:36 | お勉強

「地場産品を活用した商品化と地域活性化についての研修会」

に出席させていただきました。

講師は、掛川駅構内にある「これっしか処」バイヤーの

望月和宏先生。

Img_6241

 

 

講演の中でこんなお話をされました。

 

 

部活の練習が終わった時、

大好きな女の子からポカリスエットをもらった。

   ↓

うれしくて、それを飲むことができず、

勉強机の上に置いて、毎日眺めていた。

   ↓

ある日、学校から帰ってみると、

そのポカリスエットがなくなっていた。

   ↓

冷蔵庫を見ると、半分飲みかけのポカリスエットが入っていた。

犯人は、お母さんと妹だった。

   ↓

さすがに悪いことをしたと思ったお母さんは、

翌日、2リットルのポカリスエットを買ってきた。

 

 

その少年にとって大切なのは、

ポカリスエットをガブガブ飲むことではない。

大好きな女の子からもらったポカリスエットだから価値がある。

 

これは、お客様の求めるものを

販売する側がきちんと把握しているのか・・・

という例として挙げたエピソードなのでしょう。

 

 

 

私も、ご縁があって、

昨年から商品開発に関わらせていただいています。

中には、途中で中止になったものもあります。

 

作り手側が作りやすいものと、

お客様が求めるものとは異なることが多く、

そこが一番難しいところだと感じます。

 

 

「どの直売所に行っても、加工品のコーナーに並んでいるのは、

 お餅とクッキーばかりだよね。」

という声をよく聞きます。

もちろん、規格外の農産物を有効利用することは大切ですが、

お客様のニーズを汲み取っていない商品を並べられても、

それは少年にとっての

2リットルのポカリスエットと同じなんだろうなぁ・・・。

 

 

直売所の加工品コーナーを見るたびに

「なんか感動が少ない・・・。」と思っていた理由が

少しわかった気がしました。

 

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発酵食品で浄化?

2013-02-16 21:26:43 | お勉強

今夜は、地元食推協の勉強会。

テーマは「発酵食品について学ぼう」

 

昨日、塩麹の講座を終えたばかりの私にとって

まさにタイムリーな内容でした。

 

 

調理実習で作ったお料理はこちら。

Img_6141

・納豆れんこんバーグ 味噌おろしのせ

・豆腐キムチ煮

・和風ナムル

 

そして、型から外すのに苦労した、

ライトスフレチーズケーキも・・・。

Img_6139

 

使った発酵食品は

納豆、味噌、キムチ、コチュジャン、

醤油麹、ヨーグルト、カッテージチーズ

 

発酵食品を料理に使うと、

独特の香りやうま味が加わるので、

塩分が抑えられるようです。

 

また、酵素の働きで消化吸収が高まり、

腸内環境も改善されます。

 

 

本日の占いが最下位だった私は

お昼にラッキーメニューのフィッシュバーガーを

食べてしまいました・・・^^;

発酵食品で浄化されたかなぁ・・・。

 

明日からまた

清く、正しく、美しく生きていきます。 (^^)v

 

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