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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

「ふくのいち」を食べました!

2013-10-19 12:44:06 | お米 

8月に袋井市の農政勉強会に参加し、

袋井の新しいブランド米として期待の高まる

ふくのいちの圃場を見せていただきました。

 

その時の様子はこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/ume724/d/20130809

 

 

そのふくのいちがついに今日、お目見えします。

刈り取った稲穂をご覧ください。

Img_7894

左がコシヒカリ、右がふくのいちです。

丈が全く違うのがわかります。

この穂の高さゆえに、台風の被害にあいやすく、

収量も多くはありません。

 

もみの部分を拡大してみます。

Img_7896

左がふくのいち、右がコシヒカリです。

龍の瞳の変異種だけあって、大粒です。

 

 

さあ、炊き上がりました!!

Img_7901

 

「甘い!」、「おいしい!」

色々な感想が聞こえてきますが、

私が一番感じたことは、弾力です。

まるで、もち米のようなもっちもっち感。 (*^_^*)

 

 

ふくのいちは、平成26年秋に発売予定です。

収量が少ない貴重なお米なので、

1パック3合入りくらいで販売されるそうです。

 

ふくのいちは、お米界のエルメスになれるかな? (^_-)-☆

 

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在来のもち米 金太もち

2013-10-17 09:42:38 | お米 

東京から「野菜の学校」の皆さんが、

静岡の在来作物の視察にお見えになりました。

そこで、私も急遽、参加させていただくことに・・・。

 

訪れたのは、静岡市千代田の田んぼ。

Img_7883

静岡刑務所の南側、

交通量の多い北街道の南に、

こんな田んぼが広がっているなんて!!

 

 

ここで、私たちは清水のもち米、

金太もちを見せてもらいました。

Img_7880

 

金太もちは、静岡市清水区吉川で、

昭和20年代に伴野金太氏が

畑に生えていた稲穂を見つけ、水田で作り始めたものです。

 

今、静岡市で金太もちを作っているのは

この田んぼの持ち主である青木さんお一人だけ。

 

作られなくなった理由は

 ①収穫時期が他の米より遅いので、

   鳥に食べられてしまうことが多い。

 ②丈が高いので倒れやすい。

 ③米の「肌」が汚いので、品評会で良い評価が得られない。

という、このもち米の特徴に加え、

 ①お餅の消費量が減った。

 ②もち米の価格が安定しない。

 ③もっと作りやすい品種の登場

 ④米を収穫した後のわらで、正月飾りを作る家が少なくなった。

という社会の変化も挙げられます。

 

 

Img_7881

 

金太もちは、粘りが少ないので、

単独で使われるよりも、

他の米と混ぜて使われることが多かったようです。

 

そんな作りにくい金太もちをなぜ作り続けるのか?

それは、この金太もちを通じて、

私たち日本人の食生活や習慣、伝統行事の変遷を

伝えていきたいからではないでしょか?

 

生産者、青木さんのお話を伺っていると、

在来作物は、守るべき文化遺産だと思えてきます。

 

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美化運動は三文の徳

2013-10-14 09:38:51 | お米 

体育の日の今日、

朝から地域の美化運動に参加しました。

 

歩きながら、道に捨てられた缶やペットボトルなどのごみを

拾い集めていくのですが、

田んぼの中に黄色のビニールごみらしきものが・・・。

Img_7870

 

 

これは、拾わなければ!

と、田んぼの中に入っていくと

Img_7869

ホールクロップサイレージと書かれていました。

 

そう、ここは牛の飼料となる稲を作っていた田んぼ。

稲の実と茎葉を同時に収穫して発酵させた牛の飼料を

ホールクロップサイレージと言います。

 

 

さらにその隣りの田んぼを見ると

Img_7868

「堆肥」の文字が・・・。

これは、ホールクロップサイレージ用の稲を刈った後、

堆肥の投入が済んでいることを示しています。

 

この堆肥の投入まで終えて、

初めて補助金が出るという仕組みになっているそうです。

 

 

普段は、車で横を通過してしてしまうだけの田んぼも

ごみを拾いながらゆっくり歩いてみると

色々と学ぶことがありました。

 

まさに、美化運動は三文の徳。

そう思うと、ジーンズにいっぱいくっついたオナモミを取るのも

楽しくなりました。 (^^♪

 

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ふくのいち

2013-08-09 09:45:21 | お米 

先日の農政勉強会で

袋井市梅山の水田を訪れました。

 

 

こちらの写真をご覧ください。

Img_7516

稲穂の色と高さが途中から変わっています。

 

手前の色の濃い部分だけを見てみると・・・

Img_7517

近くにいる男性と比較しても、

この稲の草丈が高いことがおわかりになると思います。

 

 

こちらの品種は、「ふくのいち」という名前で

現在、品種登録申請を行っています。

 

では、この「ふくのいち」の生い立ちを説明しましょう。

 

袋井市がブランド化に力を入れてきた

「龍の瞳」と言うお米があります。

「龍の瞳」は、岐阜県で偶然発見された

コシヒカリの変異種で、

米粒の大きさがコシヒカリの1.5倍ほどあります。

 

そして、この「ふくのいち」は、

「龍の瞳」が突然変異を起こしたものなのです。

 

 

現在、3名の生産者さんが試験的に栽培しています。

大粒で、粘りがあり、お米が軟らかいなどの

特徴がありますが、

収量が低いという欠点も・・・。

 

でも、だからこそ高級ブランド米として

クラウンメロンと肩を並べる農産物に

成長してほしいと思います。

 

パッケージに高級感を出し、

少量パックでお祝いごとのお返しなどに使われたら

すてきだなぁ・・・と想像しています。 (*^_^*)

 

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旬の野菜で料理教室

2013-07-30 14:04:10 | お米 

袋井市農政課さんの事業で

「はじめよう おうちで野菜づくり講座」という

市民農園で野菜づくりを勉強する講座があります。

 

第4回の今日は、

「旬の野菜を食べよう 夏編」ということで

講師を務めさせていただきました。

地場産の野菜の調理法や加工法を学ぶことが目的なので、

保存食や干し野菜も取り入れ、

盛りだくさんの内容となりました。

 

 

市民農園や家庭菜園で野菜を育てていて

一番困ることは、

一度に同じ種類の野菜が大量に採れてしまうことです。

そんな悩みを解決する方法として

干し野菜はとても喜ばれました。

 

 

男女合わせて20名でクッキングスタート!!

Img_7462

にぎやかな声が飛びかいます。

 

 

出来上がったお料理はこちら。

Img_7464

 ・とうもろこしと雑穀米のご飯 

  ・きゅうりの炒めピクルス

  ・なすのポタージュ

  ・干しきゅうりの和え物

  ・麻婆トマト

 

使用した食材

 ・米   袋井産 龍のひとみ

 ・とうもろこし  森町産 甘太郎

 ・きゅうり、トマト、みょうが、なす、オクラ  袋井産

 ・玉ねぎ  袋井 堀之内農園産

 

 

楽しい試食タイムです。

Img_7467

 

なすのポタージュが一番驚かれました。

どのお料理も好評で、ホッとしました。 (*^_^*)

 

 

次回は、「旬の野菜を食べよう 冬編」で

お目にかかります。

それまで、野菜をたっぷり食べて、

元気でお過ごしくださいね。  (^^)/

 

ありがとうございました。

 

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