UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

真冬の食堂・・・

2015-01-26 01:35:52 | 日記

わが母高校の近くに古い食堂があります、「美富士食堂」というリッパな名前のお店です

 かつて、日本一大盛りで安いお店として、テレビ番組「探偵ナイトスクープ」などで一躍有名になったこともあるのですが、べつにあまり商売繁盛というわけではありませぬ

 高校の運動部などの生徒さんたちで放課後などは混むこともあるようですが

ふだんは閑散としております

 先日、店の前を通りましたら、「かき氷」や「ざるそば」というメニュを示す紙切れが通りに沿って細長い食堂の窓に貼ってありました

 真冬なのにどういうつもりなんだと眺めておりましたら、建物の端っこには共産党のポスターと幸福を実現するという政党のポスターが仲よく貼ってありました

 真冬にかき氷にざるそば、両極の政党ポスター、この食堂は何でもアリの日本一寛大なお店なのでありませう

 今夜の写真は食堂の貼り紙を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださしませ

 グッドナイト・グッドラック!


地方創生・・・わが琵琶湖に浮かぶカジノ船!・・・

2015-01-25 01:56:46 | 日記

アベ君は地方創生などと申しております、そこでGGIの知人が新年に自民党県連の事務所に電話をいたしました

 「あの~、アベさんは地方創生といか言うてはりますけど、湖国の創生のための具体的アイディアを自民党県連さんはお持ちなのですか、もしアイディアがあるのなら教えてほしいのですけれど」

 「お電話ありがとうございます、今のところまだ具体的なものはございませんが、新年になりましたことですし、自民党の県議、国会議員のセンセイ方などと相談し、これから湖国創生策の検討に早急に着手したいと思っております、どうかご協力のほどお願い申し上げます」

 この返事を聞いて知人がGGIに電話してきました

あのなあ、地方創生とか言うてるけど、自民党県連の連中、なあ~んにも考えてない、まったくええかげんな話や、これから考えますので、ご協力くださいって言うてたぞ、どう思う?

どう思うって、天下のアベ坊やが率いる自民党さんが協力してくれって言ういるんやから、協力してやったらどうや

協力してやったらって、GGIには何か湖国創生のグッドアイディアがあるのか

ある、ある、かにそんなものお安い御用や、なんぼでもある・・・

たとえば、どんなアイディアや

まあ、今夜のこの写真を見て見ろ、琵琶湖に浮かぶ観光船ミシガンや、君はこの写真見て何か思いつかんか?思いつかんのならこの写真クリックして考えてみろ

わからんなあ、何が言いたいのや

分からんかあ、君はオツム悪いなあ、あのなあ、このミシガン丸の船上でカジノでもやったらどうや?

おお!そうか!・・・カジノかあ・・・そいつはビッグなアイディアや!GGI、見かけによらず頭ええなあ

何言ってる、オレは見かけのとおりアタマええのや、手っ取り早くて確実なのは、風光明媚山紫水明、天台の海でもある日本一の琵琶湖でカジノを!湖上を遊覧しながらカジノをお楽しみください、というわけや、これで年間2兆円から3兆円は堅い、クルーズ用の大型観光船を琵琶湖にうかべて周遊しながら船上でカジノや、東京や大阪がカジノやりたいと言っているけど風光明媚な琵琶湖で観光しながらのバクチ、東京や大阪に勝つ見込みはおおいにあるぞ、なんなら琵琶湖のど真ん中にカジノ浮かべて専用の空港をつくってもええ、海外からカジノ・ビワコへ直行便や・・儲けたカネは格差是正、貧困問題解消のために使う、これでどうや?!

 確かにグッドアイディアや、ビッグなアイディアや、でもなあ、バクチで地方創生・・・これでは痴呆創生とちゃうか?

 おっしゃる通り、真面目に考えればアホな話しや、でもあのハシモト・ガキンチョをはじめ日本のあちこちでカジノやりたいと言っている、そんなアホな話しが通る世の中や・・・だけど、このビッグ・アイディア、ほっておいたら自民党に盗まれるぞ、どうする?

グッドナイト・グッドラック!


日本近現代史のお勉強・・・「日本切腹、中国介錯論」・・

2015-01-24 02:01:33 | 日記

今夜は歴史のお勉強です

 「それでも、日本人は《戦争》を選んだ」という本があります、加藤陽子という東大の歴史の先生が歴史に関心がある高校生を相手に、なぜ日本が日清、日露、第一次世界大戦、満州事変、日中、太平洋戦争を戦うことになってしまったのかを歴史的事実に基づいて語り、高校生と意見を交わした内容を本にしたものです(2009、朝日出版社)。なかなか面白いというかユニークなであり、鶴見俊輔氏が「目がさめるほど面白かった。こんな本がつくれるのか?」と評されています

 このなかに「日本切腹、中国介錯論」なるものが紹介されています。この論を唱えたのは、日本が1941128日、つまりGGIご生誕の半年後、真珠湾攻撃を行ったときに、蒋介石率いる中国国民政府の下で駐米大使を務めていた「胡適」という人物です

 胡適は1937年、日中戦争が始まったときにこの論を唱えました。以下にその内容をこの本から引用します

 「中国は絶大な犠牲を決心しなければならない。この絶大な犠牲の限界を考えるにあたり、次の三つを覚悟しなければならない。第一に、中国沿岸の港湾や長江の下流地域はすべて占領される。そのためには、敵国は海軍を大動員しなければならない。第二に、河北、山東、チャハル、綏遠、山西、河南といった諸省は陥落し、占領される。そのためには、敵国は陸軍を大動員しなければならない。第三に、長江が封鎖され、財政が崩壊し、天津、上海も占領される。そのためには、日本は欧米と直接衝突しなければならない。我々はこのような困難な状況下におかれても、一切顧みないで苦戦を堅持していれば、二、三年以内に次の結果が期待できるだろう。(中略)満州に駐在した日本軍が西方や南方に移動しなければならなくなり、ソ連はつけ込む機会が来たと判断する。世界中の人が中国に同情する。英米および香港、フィリピンが切迫した脅威を感じ、極東における居留民と利益を守ろうと、英米は軍艦を派遣せざるを得なくなる。太平洋の海戦がそれによって迫ってくる。

 以上のような状況に至ってからはじめて太平洋での世界戦争の実現を促進できる。したがって我々は、三、四年の間は他国参戦なしの単独の苦戦を覚悟しなければならない。日本の武士は切腹を自殺の方法とするが、その実行には介錯人が必要である。今日、日本は全民族切腹の道を歩いている。上記の戦略は《日本切腹、中国介錯》というこの八文字にまとめられよう」

 この話を聞いていた高校生の一人が「すごい・・・」と絶句しておりました、GGIも絶句いたしました、日中戦争は始まる時点で、ここまで見通していたとは・・・慧眼とはこのようなことを言うのでありませう

 今夜の写真は《それでも、日本人は「戦争」を選んだ》の表紙です、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!

 


これが目に入らぬか!この天下の宝刀「電源構成変分認可制度」が見えぬか!

2015-01-23 01:48:54 | 日記

先日、郵便受けに「電気料金の値上げについて」というパンフレットのようなものが入っておりました。関電からの、2度目の値上げを国に申請したことを知らせる文書です

 今夜の写真はこの関電さんからのお知らせを撮ったものです、クリックしてご覧いただければまことに幸いです。

 要するに、期待していた原発の再稼働ができず予想より遅れているので、火力発電用の石油代などがかさみ赤字になったので、その分をまた値上げするというものです。そして、再稼働した場合は料金を引き下げたいとも説明しておりますが、なんという身勝手でありませう

 これではまるで消費者である市民に交換条件を突き付けいるようなものです、国民の過半数が原発の再稼働に疑問を呈しているというのに、値上げがイヤなら再稼働です、再稼働がイヤなら、値上げを我慢しろと言っているのと同じことであります、

 しかも、この関電さんの慇懃無礼な脅迫は「電源構成変分認可制度」なるものの強力なる後ろ盾の下に行われるのです、このような市民の日常生活に影響を及ぼす脅迫が国の後ろ盾により合法的に行われているのです、いや、これは脅迫を通り過ぎて強制であります、このようなやり方は、イスラム国による邦人人質事件に劣らず悪質であるといっては言い過ぎでありませうか

 皆様方の多くもそうではないかと思うのですが、この関電の説明文を読むまで、「電源構成変分認可制度」なるものが世の中に存在していることをGGIはまったく知りませんでした、お恥ずかしいことでありますがGGIは世間知らずであったのです

 この制度、毎日新聞に解説によれば以下のようなものです

 《家庭向け料金改定から3年以内に、原発稼働の遅れなどで燃料費が想定以上に増加し、料金算定の前提が崩れた場合、燃料費の増加分を電気料金に反映する制度。人件費や設備投資費などの経営コストは前回料金改定時の想定を据え置くため、料金改定の審査期間を短縮できる。同制度を利用して料金値上げをした場合、原発が再稼働した際は料金を引き下げなければならない。2012年11月に新設され、北海道電力が初めて同制度に基づく再値上げ申請に踏み切った。(毎日、2014.9.23)》

 これは経済産業省の資源エネルギー庁が考え出した悪代官制度であります、この制度、要するに原発を再稼働させることを前提にした制度なのです、いずれ国は再稼働させつもりだけれど、できない間は石油代がいくらかさんでも政府が面倒見て値上げを認めてあげるから、どうか電力会社ちゃん、安心してね、と言っているのと同じことであります。

2012年11月にこの制度が設けられたということです、福島原発事故からわずか1年半ほど後、まだ事故処理の目途がまったく立っておらず、復興計画もままならぬ時期に、はやくも再稼働させることを視野に入れた、このような電力会社が泣いて喜ぶ制度を作っていたのです、再稼働できなければ、「お主、これが目に入らぬか」と天下の宝刀を抜けば、あとはOK、わが社は安泰というわけであります

 関電さんが大赤字なのは怠慢経営を行っているからです、火力発電設備の更新を怠って、熱効率の劣悪な寿命が尽きかけている火力発電所を使っているため大赤字になるのです、関電さんに限らず、電力会社の大半や原子力ビレッジの住人は火力では赤字になると言っておりますが、そうではありませぬ、

これはウソです、たとえば神戸製鋼は東京ガスと提携して原発1基分に相当する120万キロワット級の、最新鋭の天然ガス火力発電所(60万キロワットを2基)を建設することを計画しています。建設費は原発1基分の約5分の1の1000億円、旧式の火力発電所より大幅に燃料費を低減することができ、あらたな事業として十分に採算がとれるとしているのです

 かようなしだいで、原発事故が起きてからも、電力会社は親方日の丸・・・、完全なる電力自由化が実現され、怠慢経営の電力会社の泥船が沈没するよう、霊験あらたかなる北向き地蔵様にお願いするしか道はないのでありませうか・・・

 グッドナイト・グッドラック!


最後まで読むかなあ、読まないだろうなあ・・・実読率の問題・・・

2015-01-22 01:46:08 | 日記

最近、フランスの若き経済学者トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」が話題になっています、マルクスの資本論に匹敵する新しき資本論という評価もあります

 教育テレビでもときおりピケティ氏による「パリ白熱講義」なるものが放映されております、その明快・軽快なる弁舌についGGIもつい引き込まれてしまいますが、読むと見るとは大違いというのでしょうか、テレビは受け身で見ていれば、なんとなく分かった気になるかもしれませんが、本(日本語版)の方は数百ページもあり、お値段は5000円(みすず書房)、GGIの知人にこの本を買ったという人物がおりますが。GGIはたとえ買っても読み通す自信がまったくありませぬ

 かようなしだいで、先日、本屋の店先で表敬訪問だけいたしました、パラパラッっと目次などを眺めておしまいにいたしました

 今夜の写真は西武さんのなかにある某本屋さんの店先に一冊だけ飾られていたピケティ氏の御本を撮ったものです、よろしければクリックしてごらんくださいませ、一冊だけしか置かれていないところをみますと、話題にはなっていても実際にはたいして売れないだろうなあ、という判断なのでありませう

 本の実力を判断するのに、いろいろな尺度があります、最近は、どうもあまり字が詰まり過ぎていないものが好かれる傾向があるのではないかという気がGGIはいたしております、まあテレビやらネットやらでビジュアルなものが好かれ活字文化衰退の現れかもしれませんね

 ところで、昨年惜しくもお亡くなりになった、「超芸術トマソン」の創始者であり、すぐれた書き手でもあった赤瀬川原平センセイは本の実力を判断する尺度として「実読率」という考え方を提案されていました

 「実読率」と申しますのは、ある本を実際に初めから終わりまでちゃんと読み通す読者の率です、いくら売れていても、買ったものの積ん読だったり、途中までしか読まない人が多数いる場合は「実読率」は低いということになります

 「実読率」が高いほど、その本は確かな実力を備えていることになります。

 赤瀬川氏によれば、自分の書いた本の実読率はあまり高くはない、実読率が圧倒的に高いのは本職は漫画家であるはずの東海林さだお氏のたべものシリーズであるとのことです。

 確かに赤瀬川センセイのおっしゃる通りです、赤瀬川センセイは東海林氏の食べ物エッセイは、一度読んだものでも、再び手にすると、またつい引き込まれて読んでしまうとおっっしゃっておられますが、GGIにも同じ経験がございます、東海林氏のたべものエッセイの実読率は極めて高く、買った人のほとんどが最後まで読んでいるであろうと推測されます

 詩人の金井美恵子氏が「朝日新聞の天声人語は姑息な繊細さ、東海林君のたべものエッセイは繊細な姑息さ」と東海林氏を絶賛しておられますが、GGIにもよくわかります、天声人語は繊細さを気取ってばかりいて、それが鼻につきますので、GGIは半分よんで、もう分かった、どうでもいいことしか書いていないんだと、読むのを途中で止めてしまうことが少なくないのですが、東海林君の書き物は、場末の食堂でのサバの味噌煮がどうのこうのという、まことにみみっちい姑息な話がほとんどなのですが、おもわず「そやなあ、そのとおりや」などとつぶやきながら、ついつい読んでしまうのであります

 今夜も話が脱線いたしましたが、要するにピケティ氏の大著、世界的ベストセラーなんだからオレも読まなくてはと思って買う人は結構いても、最後まで読み通す人は極めて少数であろう、ということをGGIは言いたいのであります、すなわち本の実力を示す一つの指標であるところの「実読率」は、東海林氏の著作の「実読率」に遠く及ばないであろうということであります

 えっ、何ですか?世の中、まともな本をちゃんと読む人間も少なからずいるんだ、GGIはだれでも自分と同じように意志薄弱で怠惰であると勝手に思い込んで、自分を正当化しているだけだ、とおっしゃるんですか?

 まあ、当たらず言えども、遠からずというところでありませうか・・・・

 グッドナイト・グッドラック!