先日、黒い塀の向こうに松の木が顔を出している家に遭遇いたしました
この光景を目にしたとたん、むかむか~しの流行歌を思いだしました「粋な黒塀、見超しの松に・・・・」
今夜の写真は粋な黒塀と見越しの松を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ
この歌、題名は「お富さん」、昭和29年に作られたものだそうです、当時GGIはアホな中学生でした、ですから「お富さん」の歌詞の意味がさっぱり理解できませんでした
この歌の歌詞は、『与話情浮名横櫛』(通称:切られ与三郎)という歌舞伎のセリフが用いられているとのことでありますが、アホ中学生、そんなこと知る由もあるはずはなく、(今でもそうですが)歌舞伎のことなんか何も知りませんでした
歌詞は以下の通りであります
粋な黒塀 見越しの松に
仇な姿の 洗い髪
死んだ筈だよ お富さん
生きていたとは お釈迦さまでも
知らぬ仏の お富さん
エーサオー 玄治店(げんやだな)
アホ田舎中学生は考えるのであります
まず「粋」というのは何にコッチャであります、粋って何なんや、どんなのが粋なんや、「粋の構造」なんていう本がありますが、何やら難解そうであります
次に、黒塀は分かるけれど、粋な黒塀というのなら、粋でない黒塀ってどんな塀や?
それに「みこし」ってなんや?神輿のことか?
次いで「仇な姿」なんてまったくわかりませぬ、当時は耳から覚えておりますので「あだな」が「仇な」なであるとは、半世紀を経た今夜初めて知りました!まあ、色っぽさをあらわす言葉でありませうが、田舎アホ中学生にわかるはずがありませぬ
でも「死んだはずだよお富さん」というところからしますと、この二人、何やらややこしい関係にあったんだろうということぐらいは想像がつきますが・・・
また「げんやだな」なんかさっぱりわかりませぬ、なんか「いやだなあ」とでも思っているのでせうか、 「げんやだな」が「玄冶店」だということも今夜初めて知りました、この言葉の由来は結構ややこしそうなので省略いたします
まあ、当時は大人から子供まで、意味も分からず歌っておりましたから、歌の歌詞というものは、リズムさえよければ、どうでもいいということでありませうか・・・
今夜もどうでもいい話で失礼いたしました、ゴメンナサイ
グッドナイト・グッドラック!