UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

誰が名誉に値するかを決めるのは政府の役割ではない・・・・

2015-01-08 01:17:54 | 日記

先日の新聞に、世界的ベストセラーになっているとされている、新資本論とも言うべき「21世の資本」の著者、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が仏政府の勲章であるレジオン・ドヌールというリッパな勲章をあげると言われて断ったというニュースが小さく報じられていました

 ピケティ氏曰く

 「誰が名誉に値するかを決めるのは政府の役割ではない」

 仏政府の経済政策に反対しているのでこうした発言になったのだと邪推できないこともないのですが、でも見事な見識と言うべきであろうとGGIは思いました

 勲章と言えば、ノーベル賞は辞退しなかった大江健三郎が文化勲章を断ったことを思いだしました

 ウィキペディアさんなどによりますと、授賞拒否の理由として「私は、戦後民主主義者であり、民主主義に勝る権威と価値観を認めない」と言っていたそうです。しかしながら。2002年にシラク・フランス大統領からレジオン・ドヌール勲章を授与されたときは拒否しておらず、「1995年のフランスによる核実験強行に強く抗議したことに触れつつ、「いま新しい任期に入られる大統領から勲章をお受けするのは、フランス共和国がヨーロッパの核軍縮に果たされるはずの役割に期待を抱くからです」と述べたそうです(共同通信:2002年5月8日)

 フランスはドゴールの時代から核大国を目指しており、シラク氏が南太平洋のムルロワ環礁での核実験を強行したときは、GGIもドゴール将軍気取りの大統領に「ジェネラル・ド・シラク閣下、アホな実験、やめなさい」とブロークン・フレンチで手紙を書いたことがあるのですが、この俗物大統領が核軍縮に尽力することなんか考えられません、期待なんかできるはずはないのです、したがいまして大江氏の発言は、まったくご都合主義のオベンチャラに過ぎないとGGIは考えざるを得ないのであります

田舎者日本の勲章はイヤだけど、天下のおフランスの勲章なら、ま、いいかっ・・・・というところでせうか?

 ピケティ氏のほうがよほど明快であります

 今夜の写真はピケティ氏の発言に関する記事です、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする