■ 昨日(1日)スタバで朝カフェ読書をした。
いつもの席で『3001年終局への旅』アーサー・C・クラーク/ハヤカワ文庫を読み始めた。カバーに描かれているモノリス、小説でこの黒い直方体の辺のプロポーションは1:4:9となっているが、映画でもこの絵のように厚みが薄く描かれる。このようなスマートなプロポーションでないと、スーッと飛行するイメージにならないから、だろうか。
**やがて星々の領域では、進化が新しいゴールをめざしはじめた。地球を最初に探検に来たものたちは、とうに血と肉の限界に達していた。機械が肉体より優れたものになるが早いか、引っ越しのときが来た。はじめは脳を、つぎには思考だけを、彼らは金属と宝石の光りがかがやく新居に移しかえた。この姿で、彼らは銀河系をさまよった。もはや宇宙船はつくらない。彼ら自身が宇宙船であった。しかし機械生命の時代はたちまち過ぎた。(中略)彼らはほどなく純粋なエネルギーの生物に変貌した。**(12、13頁、下線は私が引いた)
先日観た「2010年」について、**探査を試みるが謎の電磁波の妨害を受ける。この妨害はディスカバリー号の船長だったボーマン船長からの警告だった。この辺りは理解しにくいが、ボーマンは人間から別の生命体となっていたということだろう。**と書いた。下線がこのことの説明になっているのでは。
6月の1冊目はこのSF。今年は新書から文庫(小説)へ。