透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1195 松本市中川の火の見梯子

2019-06-09 | A 火の見櫓っておもしろい


1195 松本市中川 2脚無無型(火の見梯子)撮影日190608

 昨日(8日)、青木村と上田市の別所温泉に国宝の三重塔を訪ねた。帰りは青木村から国道143号で旧四賀村(現松本市)に出ることにした。3桁国道には酷道もあることは分かっていたが、あえて選択。案の定というべきか、くねくね道で、峠をふたつ、青木峠と地蔵峠を超えた。

酷道走行のご褒美か、松本市中川に火の見梯子が立っていた。





手元の地図を見ると、見慣れない記号がついている。凡例は急勾配国道となっていた。


1194 小県郡青木村の火の見櫓

2019-06-09 | A 火の見櫓っておもしろい


1194 小県郡青木村村松 3脚無無型(消火ホース乾燥塔)撮影日190608



 火の見櫓って何?という問いに対する「半鐘を叩いて火災の発生や鎮火等を知らせるための簡易で立体的な工作物」という答えによればこの工作物は紛れもなく火の見櫓だ。消火ホース乾燥塔に半鐘を吊り下げた、というのが本当のところなのかもしれないが・・・。


 


1193 上田市岡の火の見櫓

2019-06-09 | A 火の見櫓っておもしろい


1193 上田市岡 岡公民館 4脚4〇型 撮影日190608

 今まで上田には何回か出かけているが、この火の見櫓には気がつかなかったようだ。



プロポーション的には屋根がもう少し大きい方が好いかもしれないが、端正で美しい。屋根の反りはこのくらいが「和」を思わせる。







脚部。それぞれ柱材に添えた2本の部材と共に基礎に固定されている。がっしりとしていて見た目にも丈夫そう。


 


国宝 安楽寺八角三重塔

2019-06-09 | A あれこれ

 別所温泉は塩田平を縁取る里山の麓にある。安楽寺はその温泉街の奥、山腹にひっそりと佇んでいる。





山門に続く長い階段をゆっくり上る。山門に立つと石畳のアプローチの正面に大きな寄棟屋根の本堂が見える。手入れの行き届いた庭木が奥行き感を強調している。



めざす三重塔は本堂の更に奥、山の中にある。急な階段を何段ものぼる。



四重塔ではないか、と思うが初重は裳階。2004年(平成16年)の調査により塔の用材の伐採年が1289年と判明し、1290年代(鎌倉末期)に建立されたことが証明された、とチラシの説明文に載っている。説明文にはわが国最古の禅宗様建築ともある。





大法寺の三重塔は美しく、安楽寺の八角三重塔は珍しい。

やはり人は美しいものに魅せられ、珍しいものに惹かれる。



 


1192 上田市浦野の火の見櫓

2019-06-09 | A 火の見櫓っておもしろい


1192 上田市浦野 4脚4〇型 撮影日190608

 昨日(8日)青木村の大法寺三重塔と上田市別所温泉の安楽寺八角三重塔を見に行ってきた。どちらも国宝だ。火の見櫓巡りが目的ではないとは言え、やはり気になる・・・。

青木村から別所温泉に向かう途中出合った火の見櫓。干してある消火ホースの様子から、見張り台床面までおよそ9mくらい、総高は13mくらいか。見張り台の大きさと比べて屋根が小さい。半鐘を屋根下に組んだフレームから吊り下げてある。これは珍しい。




見張り台の手すりに付けたフックに消火ホースを掛けてある。こんな掛け方をするんだ・・・、なるほど。



東信ではカンガルーポケットが珍しくないが、この火の見櫓には櫓内に納まる簡易な踊り場を設置している。



脚部にアーチ部材を用いてはいるが、トラス構造にはしていない。


 


国宝 大法寺三重塔

2019-06-09 | A あれこれ

■ 国の文化審議会が松本の旧開智学校校舎の国宝指定を答申した。このことで長野県内の国宝は10件となる。その内、建造物は6件で三重塔が2件ある。小県郡青木村の大法寺三重塔と上田市別所温泉の安楽寺八角三重塔だ。どちらも見たことがあるが、昨日(8日)改めて見に行った。


大法寺三重塔







屋根は檜皮葺きで、各層の勾配も軒先のカーブも同じではなく、3層が一番きつい。見上げて見た時に違和感を感じないように配慮したのかもしれない。

それにしても美しい・・・。