573 撮影日150920
■ 大町市八坂(旧八坂村)の明日香荘で黒部ダムカレーを食べて、ついでに風呂にも入って、国道19号経由で帰ることにした。
東筑摩郡生坂村を南北に貫く国道19号を走行中にこの火の見櫓がちらっと見えた。やぐらセンサーの感度の良さに同行者Mが驚く。
優美な女性的な姿ではなく、カチっと整った男性的な姿。
屋根の中心を外して半鐘を吊るしてあることも多いが、この火の見櫓はきっちり中心に吊るしてある。でも見張り台の広さからして、叩くのに支障はなさそうだ。多少機能性を犠牲にしても美しさを優先する、「用より美」という姿勢が感じられなくもない。
屋根頂部の避雷針には飾りがあるが、蕨手はない。見張り台の手すりにも飾りはない。この簡素さが好ましい。
この火の見櫓は錆止め塗装をするとかなり美しい姿になるだろう。