1294 東筑摩郡筑北村東条立川 3脚63型 撮影日2021.07.10
■ 筑北村は坂井、本城、坂北の3村が2005年10月に合併してできた。旧本城村の幹線道路(国道403号)から谷あいの道路(県道277号)に入り、しばらく走行していてこの火の見櫓と出合った(上の写真)。火の見櫓が立っている所まで行ってみた。
斜面を登り、俯瞰的な写真を撮った。この立地なら遠くまで半鐘の音が届きそうだ。
火の見櫓の全形 外付け梯子と見張り台が珍しい位置関係になっている。梯子の直上が見張り台へ移乗する位置になっているのが一般的で、その部分は手すりがなくて開口になっているが、この火の見櫓は梯子の直上ではなくて左横から移乗するようになっている。このような位置関係のものを見るのはたぶん初めて。見張り台の手すりに消防信号板を取り付けてある。これがあるとなんとなくうれしい。
櫓の下側半分の様子 蔓が伸びている。火の見櫓を使わなくなって久しいのだろう。防災行政無線に役目を譲った火の見櫓のなんとも寂しい姿。