透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

一体なぜ?

2016-09-27 | A あれこれ

 『アンパンの丸かじり』に収録されている「アンパンのしみじみ」で東海林さだおさんはアンパンには表と裏があり、十人が十人、茶色い表を上にして食べていると指摘している。

東海林さんは**手に持ったとき、たまたま白いほうが上だった場合、わざわざ裏返して茶色いほうを上にしてから食べてはいませんか。**(132頁)と読者に問うているが、なるほど確かに私はそうしている。

「アンパンのしみじみ」を読んでから、なぜだろうと考え続けているが眉唾な説すら浮かんでいない。

食べるものの表裏、あるいは上下が決まっている場合には、表裏・上下そのままの状態を保持したまま食べているということだろうか? 
例えばリンゴ、確かにへタのついた方を上にして、つまり木に生っている状態を保ったまま丸かじりする。

では柿は? 柿の場合はリンゴとは逆だ。ヘタの方を下にして、つまりヘタの方を手に持って反対側から食べる。木に生っているときとは逆して食べる。それはヘタが邪魔だからじゃないか? 確かに。

ではイチゴの場合は? ヘタがあってもなくてもヘタとは反対側から食べ始める、でしょう? トマト然り。

ショートケーキの場合は? お行儀は良くないが、手でつまんで食べる場合、イチゴがのっている方を上にしたまま食べる。この場合は逆さにするとイチゴが下に落ちてしまうから、という明らかな理由がある。ピザ然り。

ではチーズケーキをフォークを使ってお行儀よく食べる場合は? う~ん、口に入れるときは上か下かなんて気にしていない・・・。

あれこれ考えてもアンパンの場合、なぜ茶色い表を上にして食べているのか、なるほど!な説明が浮かばない。板チョコをかじる時も山というか、凸面を上にしている。

一体なぜ? 


 


651 理に適っている?

2016-09-27 | A 火の見櫓っておもしろい


651 諏訪郡原村中新田南 撮影日160924

■ 原村から富士見町に向かって走行中にこの火の見櫓に遭遇した。前面道路側から写真を撮りたかったが、そうするとゴミステーションが手前に写ってしまうのであきらめて後方から撮った。火の見櫓の全形が写っているから、この方向からで良かった。

3角形というか、立体形としては3角錐台の櫓で、その1面を梯子状に構成し、他の2面はブレースを入れて構成している。このブレースの入れ方は構造的に理に適っているのだろうか。まあ、今まで何回も地震や強風に遭っているだろうが、こうして立っているのだからOKなのだろう。



屋根は反りのついた3角錐。半鐘用に小さな切妻屋根が設置されているが、破損している。残念。

半鐘の表面には寺の梵鐘と同様の意匠が施されている。表面に何も無いつるりんちょな半鐘より趣というか、風格がある。