ハレルヤ 花が散っても
ハレルヤ 風のせいじゃない
ハレルヤ 沈む夕陽は
ハレルヤ 止められない
愛されたくて 愛したんじゃない
燃える想いを あなたに
ぶっつけただけなの
帰らぬ あなたの夢が
今夜も 私を泣かす
愛されたくて 愛したんじゃない
燃える想いを あなたに
ぶっつけただけなの
夜空に 祈りを込めて
あなたの 名前を呼ぶの
■ NHKのラジオ深夜便、朝4時過ぎからの「明日へのことば」というコーナーで作詞家・作家のなかにし礼さんへのインタビューを放送していました。その中でなかにしさんは黛ジュンのデビュー曲「恋のハレルヤ」の歌詞について、若いときの乏しい恋愛体験では作れないということが前作(タイトルは忘れました)の反省から分かり、戦争体験を恋歌に置き換えたということを明かしていました。
燃える思いを あなたに ぶっつけただけなの この「あなた」とは国家、日本のことと理解してよさそうです。歌詞の根っこにあったのは戦争体験だったんですね。
満州生まれのなかにしさんは終戦後、家族とともに命からがら日本に引き揚げてきたそうですが、その壮絶な体験が作詞家としての原点なんですね。
この「恋のハレルヤ」を作詞したことで作詞家なかにし礼が誕生した、こんな風に語っていました。作詞工場ができたとも語っていたように思います。
黛ジュンの曲では「天使の誘惑」が好きですが、この歌の作詞もなかにし礼さんだとは今まで知りませんでした。
* 本稿には私の記憶違いから正確でない記述があるかもしれません。