透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

442 盛岡の望楼付番屋

2013-11-04 | A 火の見櫓っておもしろい

 
442

 前稿に書いたKさんが東北旅行をした時、盛岡で見たという望楼付番屋の写真をカフェで見せてもらった。その時、見たことがあるな、と思った。

50枚目の名刺を彼女に渡したのは写真をメールで送ってもらうためだった。名刺にはメールアドレスを載せてある。

家に帰って安曇野のヤグラー・のぶさんのブログの記事(←クリック)を見て同じものだと分かった。アングルもよく似ている。なんという偶然!

東北か、行きたいな・・・。



記念すべき50枚目

2013-11-04 | C 名刺 今日の1枚



50

 記念すべき50枚目はどんな人に渡すことになるだろう・・・。昨日(3日)、49枚目を「朝日村文化祭」で出会った若い女性に渡した後でふと思った。で、早くも50枚目を渡す機会があった。

今日の午後、松本のMウィングで行われた中島岳志さんの講演会にKさんも来ていた。講演会が終わった後、ボクもKさんも中島さんの著書『岩波茂雄』にサインしてもらった。それから近くのカフェへ。

そこでKさんから言われた。「あなたはネット上では知的な人というイメージなんだからね・・・」

チテキは、まさか痴的ではないだろうが、Kさんにはお見通し、現実は単なる酔っ払いオヤジだということが・・・。

話しの成り行きでメールアドレスを伝える必要が生じて名刺を渡した。というわけで記念すべき50枚目の名刺はKさんに。

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Kさんへ 『秋葉原事件』 朝日文庫 を丸善で買いました。


 


塩山の櫓造りの民家

2013-11-04 | A あれこれ



民家 昔の記録

塩山市上原の民家 突上げ棟と突上げ屋根の複合櫓造り 撮影日19791021



 30年以上も前のこと、塩山駅で下車して突上げ屋根の民家を見て歩いた。急勾配の切り妻屋根の中央部分の棟を突き上げて気抜き櫓をつくり、更に屋根を緩勾配にして窓を設けている。縁側の両側に柱を建て2階建と変わらないスペースを確保している。写真とともにファイルしてある資料(「滅びゆく民家」のコピー)に「突上げ2階造り」という、と説明文が載っている。

ここは民宿で玄関の上に看板が掛けてある。お金と時間に余裕があれば一泊してもよかった・・・。





文化祭の古本コーナーで入手した本

2013-11-04 | A 読書日記

  

 

「朝日村文化祭」の古本コーナーを覘いた。住民提供の古本が無料で何冊でも貰える。良書が並び、無料では申し訳なく思う。

『「日本庭園」の見かた』 小学館 裏表紙に**石の組み方、庭木の植え方、ホーキ目のつけ方、水のあるなし・・・・・・等々「日本庭園」を見る時、それぞれの意味がわかるようになる本です。
旅の侶(とも)として、必携の一冊。**とある。

旅行前に日本庭園鑑賞のための基礎知識と各時代の名庭解説をざっと読んでおこうと思って。南禅寺金地院庭園も載っている。この庭園は見学予定。

『民家のみかた調べ方』 第一法規 昭和42年初版発行の古い本。伊藤鄭爾、、大河直躬、太田博太郎、・・・。執筆者に民家研究で有名な方々の名前が載っている。いまでは入手が困難な本。この本は1冊手元にある。何年か前、確か塩尻で行われた同様の催しで入手したと記憶している。貴重な本を2冊も持っていてはいけない・・・。N君にあげよう。彼が民家に関心がなければ、Mさんに。

『江戸の絵を愉しむ ―視覚のトリック―』 榊原 悟/岩波新書 **それぞれの時代の人びとの「眼」が何に向けられていたか、その関心の所在を、その時代が生み出した「かたち」を通じて分析し、明らかにすること、それが美術史だ、と。
わたしなりの精一杯の答えだ。(中略)少なくともこれらによって江戸時代の人びとの「眼」の関心が何に向けられていたか、その一端なりとも解明できたのではないか、自負する。**帯に「あとがきにかえて」からの引用文が載っている。

明快な視点の提示。こんな文章を目にしたら読まないわけにはいかない。

『寺田寅彦随筆集 第一巻』 岩波文庫 寺田寅彦についてここに何か記すことは野暮なこと。じっくり味わいたい随筆集。

読書の秋、文化の日にふさわしい企画。これらの本を提供していただいた方々に感謝、感謝。