
いにしへも人は増えつつ三方を
住ひの囲む朱雀天皇陵 樋田哲夫
醍醐天皇陵から600㍍ほどの位置に第61代朱雀天皇陵はある。道路から奥まり、見落としやすいので注意が必要。造営当時は醍醐に続く北端山山麓の僻地であったに違いないが、1000年余の間に人が増えて御陵を囲んでいったのだろう。天皇治世中は関東で平将門が反乱、瀬戸内海では藤原純友が暗躍した時代である。
住ひの囲む朱雀天皇陵 樋田哲夫
醍醐天皇陵から600㍍ほどの位置に第61代朱雀天皇陵はある。道路から奥まり、見落としやすいので注意が必要。造営当時は醍醐に続く北端山山麓の僻地であったに違いないが、1000年余の間に人が増えて御陵を囲んでいったのだろう。天皇治世中は関東で平将門が反乱、瀬戸内海では藤原純友が暗躍した時代である。