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ひさかたの光のどけき春の日に
しづこころなく花の散るらむ 紀 友則
ひさかたは光、天、空に掛かる枕詞で意味はない。光のどかなうららかなる春の日であるのに、落ち着かないようすで桜の花が散ってしまうのはどうしてなんだろうか。百人一首の中で随一の調べがよく整って、口ずさみやすい。貫之の従兄弟の説がある。歌才に恵まれた貴人。三十六歌仙の一人。
しづこころなく花の散るらむ 紀 友則
ひさかたは光、天、空に掛かる枕詞で意味はない。光のどかなうららかなる春の日であるのに、落ち着かないようすで桜の花が散ってしまうのはどうしてなんだろうか。百人一首の中で随一の調べがよく整って、口ずさみやすい。貫之の従兄弟の説がある。歌才に恵まれた貴人。三十六歌仙の一人。