手のヒラアジのメッキ道鍛練中

千葉県をホームにライトタックルのルアーフィッシングしてます。特に外房のメッキはライフワーク・・・かな?(^^;

デカメバ3匹の備忘録

2015-05-02 12:54:40 | デカメバ3匹研究会

今年は、1月から4月までの4ヵ月間、メバルのプラッギングにどっぷりと浸かり込んでしまいました。(~o~)
4ヵ月間の出撃回数は、何と14回!(@@;
その間の週末は17回なので、ほぼ毎週のように出撃していたことになります。
もしかすると、「メバル好き」を自称するアングラーの年間出撃回数くらいになっているかもしれません。(^^;
まぁ、それだけ「一釣行ででかいメバルを3匹揃える」難しさを痛感したってことなんですが、これだけやれば見えてきたこともそれなりにありました。
そんなメバルプラッギングをやり通した4ヶ月間から得られた「結果」を記録に残しておこうと思います。
あくまでも、憶測、推測、仮定、仮説、妄想、空想の域ですが、来季の自分への備忘録でもありますので、話半分程度に読み流していただければけっこうです。(^^)


〇 メバルは浮く
水族館の水槽でメバルを見ると、いつも頭を30°ほど持ち上げてななめ上を向いてステイしています。
更に良く見ると、より表層に近いところにいるヤツは45°くらい上を向いている傾向があり、上層と下層で若干姿勢の違いがみられます。
憶測ではありますが、これこそが「メバルの活性」ではないかと考えています。
すなわち、エサを食いたいヤツほど上を向いて上層に上がってくる・・・。
メバルは群れで行動する魚なので、群れごとこの傾向が出た時こそ、「魚が浮いた」状態となるのではないかと考えています。

〇 でかいメバルほど偉い?
でかいメバルほど、そのエリアで最もエサを取りやすい(であろう)ピンポイントでヒットしてきます。
ピンスポットのストラクチャーであればタイトな場所で、ブレイクラインであればオン・ザ・ラインで、ハエ根であれば外側の根際で・・・といった感じです。
チビメバルが混じって釣れる状況でも、やっぱり一番いい場所からより大きいメバルが出てくるような・・・気がします。
もしかすると、メバルは群れの中で魚体の大きさによる順位づけが明確になっているのではないかと考えます。
でかいヤツほど「そこのけそこのけオレの場所」的なことが起こっているのかもしれません。
・・・これが正しければ、アングラーにとっては使えるネタですね。(^^;

〇 でかいメバルほど臆病かつ大胆
夕まずめのまだ暗くなり切らない頃、見え豆メバルがルアーにちょっかい出してくることがよくあります。
しかし、でかいメバルが「ガバッ」なんてことは一度もないわけで、これはでかいヤツほど条件が揃うまで出て来ないってことなんだと思います。
一方、でかいヤツほど条件さえ揃えば、上記のように豆メバルを押しのけて一番いいポイントに出ていく傾向があります。
これは、でかいメバルほど臆病かつ大胆に行動している証と考えられます。
だとすれば・・・、でかいメバルが最も大胆に行動するのはいつか?が重要になるってことですね。(^^;

〇 浮いたメバルはでかいヤツから釣れる
これはよく言われることですが、たいていのアングラーが何度も経験していることでもあるはずです。
でかいメバルほど大胆に行動する件、豆メバルを押しのけていいポイントに入ろうとする件が正しいとすれば、容易に説明できることかもしれません。
アングラーが最も意識を集中すべきは、ポイント入りしたファーストキャストであることは間違えありません。

〇 でかいメバルは水深のあるポイントにいる
でかいメバルがシャローにいないというわけではありませんが、でかいヤツを狙うための条件の一つに「そこそこ水深のある場所」を入れておいて損はなさそうです。
ふだん臆病なでかいメバルは、ある程度水深のある場所でないと安心できないのかもしれません。(^^;

〇 メバルが浮くのは満潮絡み?
メバルの群れが浮く現象と、でかいメバルが浮く現象は分けて考えなければいけないかもしれませんが、時間的、潮時的な相関はあるような気がします。
でかいメバルに先駆けて豆メバルの群れが浮く?・・・ような気がします。
干潮からスタートして満潮過ぎまで釣りをすることが何度かありましたが、群れが浮くのは決まって上げ5分を過ぎた頃でした。
一方、満潮からスタートする時は既に群れが浮いていることが多く、上げ5分以降にこの現象が起こることは間違えないように思えます。
では、でかいメバルはどのくらい遅れて浮くのか?
・・・まだつかみきれていません。(^^;

〇 やっぱりメバル凪
昔の人は上手いことを言ったもので、「メバル凪」とは是真理と断言できます。・・・たぶん。(^^;
波やうねりが当たっているポイントと、水面が鏡のようになったポイントがあれば、間違えなく後者の方に魚が集まります。・・・きっと。(^^;
・・・よほどベイトの条件が逆転しない限りですが。(^^;
でも、ガラガラの磯では、波なんかあろうがなかろうが釣れる時は釣れる、なんて話も聞きます。
メバルは生息域によって色も体型も変わりますので、場所によってエサの取り方も変わるのかもしれません。
一般的な狙いでは「メバル凪」を信じていいのではないかと思います。

〇 サイズ狙いなら、プラグ>ワーム?
基本的に、ワームを使おうがプラグを使おうが、釣れるサイズは変わらないと思います。
ただし、メバルが浮いた条件下では、よりヤル気のあるでかいヤツがより表層にいるわけですから(私の仮説)、表層をトレースしやすいプラグにでかいヤツが釣れやすい現象が起こると思います。
最もいい条件下でプラグを使うと、でかいヤツばかりまとめ釣りすることになるので、「プラグの方がでかいヤツが釣れる」と思えるのではないでしょうか?
一方、魚が浮かない条件下では、ボトムに近いストラクチャーに隠れた魚を狙うことになるので、ワームに勝る釣り方は考えられないのだと思います。

〇 メバルはかじる?
ルアーでメバルを狙っていて最も悩ましいのは、あの忌々しいショートバイトです。
「プルンッ」とアタっているのにフッキングしない・・・。
それでは、メバルがリアルなエサを捕食している時も、あんな具合にバイトしているのでしょうか?
持ち帰ったでかいメバルの胃の中からは、何度も7~8cmのイワシが出てきましたから、本気で食う時はショートバイト的な捕食行動などしていないと思われます。
それでは、あのショートバイトは何?
私の勝手な推測ですが、怪しい獲物を確かめるための行動ではないかと考えます。
とりあえずかじって確かめてみる・・・みたいな。(~o~)
それでは、そのショートバイトの後はどうなるのか?
いろいろやってみましたが、続けてもう一回ショートバイトするようです。
違和感を感じなければ何度もかじるようなのです。
そのためには、続けてかじりやすい状況を与えてやることと、フッキングという違和感を持たせないことではないかと考えます。
具体的には、ショートバイトがあったらリトリーブのスピードを落としてやると、連続バイトすることが多くなるように思えます。
そして、ショートバイトを前提として釣りをするなら、絶対に即アワセをしないことが重要なんだと考えます。

〇 ショートバイト対策とバラシ対策
はっきり言って、ショートバイトを拾ったヒットはよくバレます。
やはり、あのバイトらしく口先の皮一枚にフッキングしていることが多いからではないでしょうか?
ということは、ショートバイトをショートバイトで終わらせず、ガッチリ食わせてからフッキングすれば、ショートバイトの対策にもバラシの対策にもなると考えられます。
これを実践するには、「ティップの柔らかいロッドでしっかり食い込ませる」なんてのが良く言われていることかもしれません。
ところが、私の場合、この柔らかいティップを使ってロッドとラインに角度を付けて構えると、ショートバイトでもティップが大きく動いてビックリアワセしてしまうのです。(~o~)
・・・これって、私だけ?

そこで、似たような問題を解決してくれる「管釣りのゴルゴ巻き」を採用してみました。(^^)
ショートバイトしても巻き続けるにはもってこいの姿勢ですし、何より本当に合わせるべきタイミングには、魚の自重でハンドルが重くなってくれるのです。
ショートバイトならリトリーブをスローに、でかメバルの重たいバイトにはハンドルを止めて、魚がガッチリかじり直すまでフッキングを自覚させない。
そして、フッキングのアクションは、魚が暴れ出してから。
・・・なんてことをやって、少しだけ成果があったように感じております。(^^;

〇 フック命、フッキング命
メバルはそれほど大暴れする魚ではなく、最初の突っ込みを2~3回かわせば比較的すんなり取り込むことができます。
だとすると、使用するフックは魚を抜き上げる強度さえあれば十分で、可能な限りフッキング性能を重視したいところです。
いろいろなフックを使ってみましたが、50mm前後のルアーなら細軸の#14が最もフッキング率が高い結果となりました。
商品名でいうと、「Cultiva ST-11 #14」もしくは「がまかつ TREBLE17 #14」。
テールフックだけでもこれに変えて、フッキング命で臨んだら、でかいメバルのキャッチ率も変わるかもしれません。(^^;

〇 おすすめのメバルプラグ
仲間内でも伝説と化しておりますが、「シャローマジック50」と「シャローマジック45」は、絶対的な安心感があります。
誰が使っても良く釣れる度では、他のルアーを寄せ付けない圧倒的な力があるようです。
ちょっと「なぜ?」についても考えてみました。
①細い
この時期のメバルが対象とするベイト、「イワシ」と「バチ」の両方にシルエットが似ているからではないかと考えます。
②泳がない
リップのあるミノーでプラッギングをやっていると、リトリーブ速度が遅くなってウォブリングが消えた瞬間に食ってくることがあります。
このルアーの場合、フツーにリトリーブするだけで、ウォブリングを発生させず浮いたメバルに最も効くレンジをキープしてしまう特徴があるのではないでしょうか?
・・・それにしても、どうしてウォブリングすると食わないのかは、未だによくわかりません。(^^;
③漂う比重と潜らないリップ
このルアーはいちおうシンキングの設定ですが、リトリーブしていると「水に乗る」感じがします。
早く沈むでもなく、リトリーブ中に潜るでも浮き上がるでもなく、正に水に乗って表層付近を漂う感じです。
おそらく、これは絶妙な比重と、潜らない構造のリップが実現しているものと考えます。
このアクションが、浮いたメバルに絶大な威力を発揮している・・・のではないでしょうか?(^^)


まぁ、たいした経験もないのにいろいろと書きましたが、あくまでも来シーズンの自分に向けた「備忘録」です。(^^;
話半分、いや、話1/3くらいに読み流していただくのがちょうどいいかと思います。(~o~)
また来シーズン、「デカメバ3匹」に照準を絞って、メバルプラッギングを深堀していくことにします。


にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ ← やってみると奥が深いメバルプラッギングに「ポチ」一つお願いします。(^^)


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 0429 愛しのデイゲーム | トップ | 0502 チーバスに遊ばれ・・・。 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (習志野M)
2015-05-02 15:07:39
いつもながらさすがの考察ですね

ワタシなりにも追加させてもらうと

シャローマジックはかなりスローに巻いても沈まない特性がメバルにピッタリなのかな? と感じてました
メバルはアジなどよりもかなりスローリトリーブに
反応がいいのだけは間違いないと思いますが

他のシンペンでこれをやるとシャローなら
根掛かり必至、ディープならレンジを
はずす結果になる
と感じました
まぁメバルちゃんに聞いてみないと
わかりませんがね~
でも思い込みも含めて妄想しながら
釣るのは楽しいので手のヒラアジさんの
考察をしっかり頭に置いて来年はやって
みます(^O^)
返信する
Re:Unknown (手のヒラアジ)
2015-05-02 23:50:18
習志野Mさん>
ども。
シャロマジの特徴は、おっしゃる通りでございます。
私も同じことを書いたつもりでしたが、相変わらずわかりにくいんですよね、私の文章が。(^o^)
何はともあれ、この4ヶ月間で皆さんの地力が相当上がったはずですから、来シーズンの第3回大会が楽しみですね。
他のエリアが殴り込んできてもいい勝負できるはずだと思います。
次回もがんばりましょう。(^ ^)
返信する
Unknown (take)
2015-05-03 20:58:33
巨匠の釣りに対する飽くなき情熱を感じる記事ですねー!

以前にプラグでよく釣れた大分では主にルナを使いましたが、超スローなタダ巻きに反応が良かったですね。
ルナも比較的動かないルアーではないでしょうか。

今、静岡ではワームがメインですが
やはり一定を保つ巻き方が良い時が多い気がします。
返信する
ルナ! (手のヒラアジ)
2015-05-06 09:35:27
takeさん>
ども。
ルナ、メッキにもいいですが、メバルにもいいですよね。
私の一軍BOXにも常に入ってます。
スローリトリーブすると、他のミノーより早くウォブリングがなくなってくれるので、シンペン的に使えますよね。(^^)
考えてみれば、ルナのリップも潜るような設計ではないので、浮いたメバルに効くレンジをキープしているのかもしれませんね。
ちなみに、私はコレをセイゴのサイトで多用します。
スロープに立ってブレイクラインの向こう側までキャストして、ビシビシッとはたいてステイ、これを繰り返すだけです。
トップに出て来ないセイゴでも、ルナのレンジならギリギリサイトで釣りができちゃいます。
是非お試しあれ。(^^)
返信する

コメントを投稿