みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

風花~かざはな~

2008年06月13日 | 
おずおず、おろおろ、おどおど・・・。
おとなしい主人公だ。のゆり。彼女が夫に背かれ、迷い、そして進む話。

いつもの川上色は薄まっているような感じもあるけれど、主人公に親しみを感じ、するする読める。「風花」(=晴天にちらつく雪)の主題、自分には合うんだな。
あっちとこっちを行き来することもなく、まっとうな話。

何事につけ、どちらの道を進むのか、決めることは難しい。
なかなか決めかねず、中途半端な、道もないようなところを進み、疲れてゆくのだ。
一点の曇りなく、真夏の太陽のように、好きになれたら、さぞかし楽だろうに・・・。

P.212
(好きっていう気持ちは、ふつうにしていたら、わからない)
(事が起こったときの腹がたつ、とか、くやしい、とかいう、裏側からの気持ちで、はじめてそのひとを好きなのかどうかが、わかる)

風花
川上 弘美
集英社

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言葉に導かれる・・・。
東野翠れん plus 湯川潮音 blog
素敵な写真・・・。
風花空心
湯川 潮音,東野 翠れん
リトルモア

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(写真)ちごゆり@大日ヶ岳
 
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●レッスン 悲愴ソナタ2回目

2008年06月10日 | ピアノレッスン
夜、自転車を走らせてレッスンへ。
梅雨のせいか、先週から体調下降気味。昨日、今日とすこぶる体調悪し、であったのだけど・・・。

・チェルニー40-34(左手の練習)
○。ようやく○。まだまだボロボロなので温情合格かな・・・。
でも、嬉しい。煮詰まっていた状態を突破しての合格なので、かなり嬉しい。
初回レッスンが1/26が最初だったので、クリアするのに5ヶ月もかかってしまった・・・。
この2週間、ずっとリズム変奏を繰り返した。脱力に効果ありと噂の「ターン・タタタ」と、その逆パターンの「タタタ・ターン」。
よく言われるように、リズム変奏練習は、弾けないところを弾けるようにする必勝法なんだと思う。

・ベートーヴェン「悲愴ソナタ1楽章」
半分まで、まだまだ、たどたどしく弾く。
普段気づかない、細かいところをいろいろ注意してもらえて、身になるレッスンだった。

テンポを上げて、左手トレモロに右手の旋律をずれないように乗せるのが難しい・・・。

「悲愴」=「悲しく・いたましい」なのだけど、今のところ、この曲に感じるのは「悲しい」よりも「かっこいい」。どうして「悲愴」なんだろう?ピンと来てないのでした・・・。曲の解釈は、まだまだ・・・、ですね・・・。
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そうだ、京都行こう

2008年06月09日 | 
京都が近くなったと思う。
今回、パーク&ライドなるサービスを使ったのでした。
パーク&ライドは、京都の入り口まで車、京都市内は公共交通機関を使うというもの。

実際、名神の大津ICから駐車場は10分ぐらいだろうか。駐車場から浜大津の駅もすぐ、京阪線と地下鉄で京都へもすぐで、いたって便利であった。
休日の午前としては遅い時間だったので、駐車場がいっぱいだったら嫌だなと思ったけど、それも杞憂だった。

かかる費用は、
・京阪の京都まで&京都の地下鉄一日券の1000円、と
・1日駐車券の500円
の1500円で、リーズナブル。

高速のETC割引もあるので、早いけど高すぎる新幹線と、遅いけど安いバス・JRの中間ぐらいかな。
大津界隈にも訪ねてみたい所がいくつかあって、これに味をしめて、京都・大津詣で、多くなるかな・・・。

あとは、このままガソリンが天井知らずの暴騰を続けないことを祈るのみ・・・。

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アンカー展

2008年06月08日 | 絵・写真・美術館
京都のアンカー展へ。
スイスの画家、アンカー。ふるさとのスイスの村のぬくもりを描いた画家。

とにかく人物像が良かった。とくに、少女たちは、慎み深く、聡い。
家族の団欒、おじいさんと孫のお昼寝・・・、穏やかであったかい絵が多かった。

有名どころのルノワールが別の美術館でやられていたからかもしれないけど、比較的すいていて、ゆっくり鑑賞できるのもよかった。
ほのぼのとした気分になる展覧会でした。


あかずきん


髪を編む少女


少女と二匹の猫

京都の美術館「えき」にて
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怒る

2008年06月06日 | 雑記
たまには硬派なこと。
昨日の日経の文化欄、ふむふむ思いながら読む。

氾濫する「小さな」癒し
「小さな癒し」が広がっていく中で、それがむしろ「大きな癒し」、すなわち社会の根底からの変革を阻害しているのではないかと思うようになった。

「慈悲から生ずる、深い怒りが大切だ」
(ダライ・ラマ)

愛と思いやりがあればこそ、不正や差別への怒りも生ずる。短絡的にキレるのはなく、深い怒りを持て。怒りは「癒し」の源泉なのだ。

仕事してて、常々思うことは、部分最適化は、全体の最適化には繋がらない、ということ。
小さな癒しは、大きな癒しの妨げになりうること、なるほどなあ。

そうそう、世間は、ボーナスシーズンだけど、職場でのボーナスの話は難しい。
同じプロジェクトをやっているメンバーでも、所属する会社の違いで、ボーナスなしだったり、方や100万だったり・・・。
能力の違いはあるにせよ、正直、それはないだろう・・・、と思う。
そんなに差があっていいのか?まったくもって不条理な格差社会。
ん~、革命だ!
と、たまには怒る。

かけがえのない人間 (講談社現代新書 1936)
上田 紀行
講談社

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色と音の不思議

2008年06月04日 | ピアノ的雑感
ニュースを見ていたら、「色と音の不思議」と題したレポートだった。
いろんな色の部屋で、同じ音楽を聴かせて、どの色の部屋が一番、音楽がきれいに聞こえるか?という実験。

結果は・・・。

50%弱が「青」の部屋。次点は「白」の部屋。最下位は「赤」の部屋。
(動態視力に自信がないので、正確なことはNHKにお問い合わせ下さい・・・。)

青の部屋が、どうして一番、いい結果になったのか?
研究者の仮説は、
「青」は、空や海といった人間の手に届かない憧れの象徴の色。そういった深層心理が影響しているのではないか?
といった感じでした。

ふむふむ・・・。
そらみみの仮説としては・・・。
「青」は、生命が誕生した海の色で・・・。(今週はなぜだか疲れやすくて、頭回らず)

強引にピアノ雑感とするならば、
「青」・・・ベヒシュタイン
「白」・・・ヤマハ
です。
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山歩き~大日ヶ岳

2008年06月01日 | 
大日ヶ岳は(このへん)。加賀の白山の間近で展望のいい山。
好天に恵まれて、基本的には、気持ちの良い山歩きだったけど・・・。

ただ、途中、虫があまりに多くて、閉口。大量の虫にまとわり付かれ、耳や鼻に突撃してくるわで大変・・・。この時期、この山は虫除けが欲しい。

4時半起きで、登山口着7時。歩行7時間ほど。けっこう元気。体力はまだ落ちてない。夏のアルプスに、うまくつながりますように。


すずしい風が吹いていた。


別山と白山。雪解けが進んでる。


山頂より、ひるがの高原方面。緑の山肌が美しい
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