みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

柿の季節に寄せて

2005年11月13日 | 芸事全般
空耳家は今年は柿が大豊作なんだけど、

柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺
(正岡子規)

有名な子規のこの句、実は、法隆寺ではなく、東大寺の鐘を聞いて作られたのだと言う。
http://www.nikkoku.net/ezine/haijn/meyasu_01/index.html

柿食って鐘が鳴るなり東大寺

では、語感がよろしくないので、法隆寺に置き換えたとのこと。
これを知って、そう言えば、同じような例は、絵画でもあったなぁと思う。

古典派の巨匠アングルの「グランドオダリスク」の女性像は、美を強調するために背骨の数が実際より何本か多く描かれていて、生身の人間を忠実にデッサンした場合は、ありえない絵なのだそうだ。


詳しくは、このあたり。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/010922.htm

ピアノでも、ピアニストの感性で、楽譜には無い1オクターブ下の音を弾いたり、けっこうやられているようだし、本物っぽく見えて、実は演出がされているのは、洋の東西を問わずですね・・・。

願わくば柿の季節に法隆寺
(そらみみ)
コメント
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