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みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

少しずつ復帰?

2006年07月16日 | ピアノ
ほんとうにブログの更新が間遠になってしまったなぁ。
相変わらず忙しく、世間は3連休のようだけど、なんとか、この日曜日だけは休みを確保。土日無しで働かないといけない状況は、なんとか脱して、土日のどちらかは休めるようになってきた。

この間、とにかく仕事を何とかすることだけで精一杯で、なかなかピアノを触れない状態だったのだけど、今日は、久しぶりにまとまった時間、弾くことができた。やっぱり、ピアノを弾くのは楽しい。無条件で楽しいと思う。ボロボロとは言え、スケルツォ2番を弾き切るのは爽快。

どうにか、時間をやりくりして練習をしていた(1日2,3回まわりくらい?)チェルニー40-30は、だいぶん弾けるようになってきたので、これは早く、レッスンに持ってゆきたい。この曲はアルペジオ練習曲で、1年前のショパンワルツ遺作のアルペジオに苦戦してた頃、この練習曲を知ってたら、もう少しなんとかなっただろうに、と思ったりする。

ピアノは楽しいが、ちょっと重くのしかかっているのは、秋の発表会。
果たして、それまでに仕事は落ち着くんだろうか?メンデルスゾーンのピアノコンチェルト(オケパート)はちゃんと弾けるようになるんだろうか?

ピアノもブログも少しずつ平時に戻りますように。
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老いらくのピアノ

2006年06月02日 | ピアノ
いつの日か、こんなふうにピアノ(洋琴)を弾けるといいなぁ。

田辺聖子著 新源氏物語「霧ふかき宇治の恋(上)」より
八の宮は琴を掻き鳴らされたが、さすがにしみじみと心に沁みる音色であった。一つにはこの場所柄にもよるのであろう、琴の音に峰の松風が合奏するかのような・・・。
八の宮は誇りかにお弾きにならない。たどたどしく、忘れたふうにみせられて、風情よろしき曲を一曲ばかり弾かれてやめられる。


写真は「ゆきのした」の花。美しき筆の源流、花にあり。
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ピアノの会にて 2006春

2006年04月30日 | ピアノ
今日は、仲間とスタインウェイのピアノを囲んでの会だった。
発表会のように、ひどく緊張することもなかったのだけど、緊張しないわりには、相変わらず、傷の多い演奏だったなぁ。止まってばかり・・・。まぁ、上手な演奏を披露するのではなく、ピアノを楽しむ場なので、よしとしよう。(最近、考えが甘くなってきてるような・・・。)

こういう会の場合、自分の番が何回か回ってくるので、弾く曲を数曲、用意することにしてる。こういう機会をうまく利用して、何回も繰り返し弾くことで、いつでも弾けるレパートリー曲を、少しずつ増やしていけたらと思う。

そらみみの弾いた曲
・メリカント「ゆるやかなワルツ」
・マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」
・ショパン「スケルツォ2番」
・モーツァルト「ピアノソナタK.331第1楽章」
・バッハ「シチリアーノ」

仲間の弾くのを聴いていると、また弾きたい曲が、むくむくと増えてしまうのが、嬉しい悩み。今日聴いた中では、ギロックの「スターライト・ワルツ」は、やはり、なんとしても弾きたいと思った。

とにかく、遠いところから集まってくれた皆さんに感謝!また、夏にも(次回は梅雨明け前ぐらいかな?)やる予定なので、これを読んでいて、興味のある方は、連絡をください。

(写真のはなみずきは、ランチを食べた「メープルリーフ」にて。このお店、店内にお山の写真がたくさん飾ってあって、山好きには堪えられない。)
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髭ダンス・エチュード

2006年02月21日 | ピアノ
駄目なのだ。ついつい可笑しくて、笑ってしまうんです。練習にならないんですね。
何がというと、このハノン57番。

ええっとですね。
透明なピアノの前に坐って、あなたはピアノを練習します。
この譜面のとおり、
そう、オクターブの両手、平行で、右左の上下運動させます。

ど・そ・み・ど・そ・ど・み・ど・・・。
行ったり来たり、行ったり来たり・・・。
手の動き想像して下さい。


お分かりですね?
そうなんです。なつかしきドリフターズの髭ダンスなんです。
(といっても、僕の家は、両親が厳しくて、ドリフターズのテレビは見たことがないので、想像ですが・・・)

このハノンをやる時、お馬鹿な顔をして髭ダンスする様子が、頭に浮かんで、練習に身が入らなくて。
困ったなぁ・・・。レッスンの時、先生にこの発見を話したら、実技はボロボロだったけど、この発想だけは褒められて喜ばれました。

ということで、このハノン57番を、通称「ひげダンスエチュード」と呼ぶのが広まると、そらみみ、再び、喜びまする。

(発展編)
自分が、昔からPCのマウスカーソルで使っているのが、こちらのサイトにある上から5つ目のくまの髭ダンスのアニメーションカーソルです。無味乾燥な砂時計でななく、キュートなクマ君の髭ダンスが微笑ましく、和みます。
(最新のPCではなく、旧式のPCほど和めるのです)

マウスカーソルの変更は、このサイトからダウンロードしたファイルを[コントロールパネル]→[マウス]→[ポインタ]と進み、[待ち状態]に割り当てます。

お試しあれ。

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大アルペジオ山脈♪

2006年02月19日 | ピアノ
なにげにトリノオリンピックを見ていたら、スキーの滑降であった。
学生時代、貧乏旅行の折り、スイスアルプスでスキーを楽しんだことを思い出した。富士山よりも高い標高3900mの展望台から麓のツェルマットまで、標高差2000mのロングコース。アルプスの国境を越えてイタリアにも降りられる。雪質も素晴らしい。なにより人が少なく、空いている朝などは、スイスアルプスの雄峰に囲まれた見渡す限り雪の斜面を、一人占めで滑り降りるのだ。

どうして、こんな思い出し話をするかというと、あいもかわらず練習を続けているショパンのスケルツォ2番と、この風景が繋がっているから。曲の中間部で壮麗な大アルペジオが出てくるのだけど、個人的に、この部分♪(←練習中につき、危険)を「大アルペジオ山脈」と呼んでいるんです。ここを弾いてると、スイスアルプスの大パノラマと、ゲレンデを滑り降りる感覚が蘇ってくるんですね。真っ青な空のもと、銀の斜面を、一気に滑り降りる。まさに爽快。ヤッホー!(のような雑念の元、練習しているので一向に上手くなりませぬ・・・)

これを読まれてるピアノ好きの皆様、スケルツォ2番のここは、「大アルペジオ山脈」という通称で呼ぶのを広めて頂ければ、そらみみ喜びまする。


ゴルナーグラード展望台にて、スイスアルプス・ヴァリス山塊の連なり
右より、マッターホルン、ダン・ブランシェ、オーバー・ガーベルホルン、チナールロートホルン、ヴァイスホルン のはず。ホルン=角です。山好きとしては、うっとり見惚れる気高き峰々。品位、気品、風格、申し分なく、まさに王者の連なり。ダン・ブランシェはお菓子の名前としても良いなぁと思う。と思ったら、カーネーションなどの花の名前になってました。ブランシェ(=白?)は何語なんだろう・・・。


山あり谷ありの、大アルペジオ山脈!
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全盲のピアニストのショパンコンクール

2006年01月03日 | ピアノ
全盲のピアニスト辻井伸行君のショパンコンクールの模様、一昨日BS朝日で放送されていました。
ふつうに目が見えても、とても弾けない難曲を、見事に弾き切る様子に驚嘆。人間の持つ能力、可能性、改めて素晴らしいと思う。
やっぱり、どうしても全盲ということを意識してしまうのだけど、この9月に17歳になったばかりの高校生、辻井君は、そんなことは、関係ないという風にあっけらかんとしている。
視覚障害を乗り越えてのショパンコンクール出場、勇気付けられる話ではあるけれど、目が見える、見えないを必要以上に意識することは、実は、余計なお世話かな?辻井君の場合、広大な音の美の世界を持っているのだから。
残念ながら本選の出場はかなわなかったのだけど、まだ17歳、これからの活躍が楽しみですね。

番組中、辻井君は生まれた時から全盲なので楽譜がどのようなものか分からない、楽譜は言うなれば二次元の世界でしかなく、辻井君は、三次元、四次元の音の世界と直接に結びついてる、という話が印象的でした。
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あと1日~ギロック~

2005年12月28日 | ピアノ
ギジロクがギロックに見えワープロす
暮れのオフィスは人もまばらに
(そらみみ)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ということで、正月休みを切に願いつつ、あと一日、頑張ろ。
ギロックといえば、素敵なピアノを弾かれるもるとさんが、魅力的なギロック「ソナチネ」を公開されました。いい演奏です。それに、おもしろい曲ですね。疲れた耳には、吹奏楽の名曲をモノクロにした風に聞こえました・・・。
確かに、ギロックは、現代アメリカを代表する作曲家で、「音楽教育界のシューベルト」なんですね。なるほど、なるほど。
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河合優子さんのピアノ

2005年12月11日 | ピアノ
日本の若手を代表するショパンのスペシャリスト、河合優子さんのピアノを聴くにゆく。
河合優子さんは、ポーランド在住、ヤン・エキエル教授の門下とのこと。ヤン・エキエル教授はショパン・コンクールの審査委員長を勤められたこともある偉い先生なんですね。(今年のショパン・コンクールもこのエキエル版(ナショナル・エディション)が推奨なんですね)

<サロン>
会場のアートスペースホリエのホールは、数十人ぐらいしか入れない小さなスペース。少し早めに行って、2列目の左側を確保できたので、間近で演奏を楽しむ。距離にして数メートルだろうか。細かな指の動きまで鮮明に見えるし、何より、コンサートホールでは聴き取れない微細なピアニシモまで、しっかり聴こえる。

先月の中村紘子さんの時、S席でも、正直細部が潰れて聴き取れないのと比べて、好対照だった。ショパンの音楽は、もともと大音量が要求される大ホールで聴くものではなくて、小じんまりとしたサロンで楽しむものなのなんだと改めて思う。ソリストも、大きなホールの後ろまで届くピアニシモと、小さなサロンで弾くピアニシモは、弾き分けるのだから。

<河合さんのピアノ>
河合優子さんのピアノは、今日、はじめてだったのだけど、しっとり、しなやかで、とても優美に感じる。今日は、演奏よりも、話の方が長く、おっとりとした独特の語り口が印象的だったのだけど、人間性が演奏に投影されているようで、興味深い。

ところどころ曲のエッセンスの演奏を交えながら気が向くままに話されるスタイルだったのだが、どの曲も自分の感覚にしっくりと当てはまる。(本当はエッセンスだけではなく全部弾いて欲しいなぁと思っていた)特に印象に残ったのはバラード4番で、ポーランドのぶ厚い雲から、雪の大きな結晶がきらめいて舞い落ちてくる、雲の切れ目からは、古の荘厳な宮殿が現れて・・・。そんな光景が目に浮かぶ。

<プレイエル>
今日の演奏で使われたピアノは、プレイエル社のものだった。自分はプレイエルの音色が好き。独特の明るい響き、倍音が豊かなのだろうか?青柳いづみこさんのページで見つけた表現なのだけど、ほんとうに「はちみつ色」の音色なんですね。そのプレイエルで奏でられる繊細な河合さんの演奏、とても好きになった。

会の終了後、このプレイエルのピアノを少し弾いたのだけど、(畏れ多くも、こんな偉いピアニストのすぐ横で!)自分で弾いたら、ぜんぜん駄目な音色で、今日の音色の美しさは、河合さんの技術によるものと判明!

演奏後、このところ定番のサインと握手を頂き(柔らかい手を予想をしていたのに、意外と乾いた感じでした)、いい気分で帰宅。好きなものがまた一つ増えた。河合さんは、たいへん気さくな方なので、話の内容を、いろいろ考えておけばよかったと、やや反省。
河合さんは著名な音楽雑誌で執筆されているけれど、このあたりでも記事は読めますね。

この後、大阪、鈴鹿を回られるようなので、お時間がある方は是非。
(長文、失礼しました。)
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戦場のメリークリスマス

2005年12月10日 | ピアノ
一気に冬がやって来て、寒い日に震えているのですが、坂本龍一「MERRY CHRISTMAS MR.LAWRENCE」(2006.1.7公開終了)の録音です。(先週のピアノ会の直前に録ったもの)
楽譜には、いろいろなバージョンがあるようですが、自分の使っている楽譜はリットー・ミュージックから出ているMedia Bahn Liveのもの。初版が1986年なので、かれこれ20年になるんですね。
この曲は、100年後にはきっと、ピアノピースにも入って、名曲の仲間入りをするんじゃないかな?
高校生の時に出会った坂本龍一は自分のピアノの異国趣味の原点だとういことに、最近、気付きました。/05の新しいアルバムも気になりますね。

話は変わって、まだまだ修行が足りず、長い練習期間が必要な自分のピアノの場合、冬になったばかりなのに、もう冬は終わりで、春向けの曲を何か仕込みたいなぁと思っているのでした。

ピアノと季節の法則1
ピアノの腕前と季節先取り感は反比例する・・・。

このところ、仕事が忙しく、出てくる問題を、もぐらたたきをするように、やっつけているのですが、なんだか先が見えず、このままでは本当に「戦場のメリークリスマス」になりそう・・・。
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ピアノ、品定め中

2005年12月07日 | ピアノ
実は新しいピアノを物色しているのです。
いよいよ、グランドピアノ!


ではないです。残念ながら、デジピなのです・・・。
今使っているデジピ、カワイのPW1200は、慶事があって妹に譲ることになったので。
グランドに憧れはあっても、今住んでる所には物理的に無理・・・。

楽器屋に足を運び、いくつか弾いてみた感じでは、慣れもあるんだろうか?やはりカワイの木製鍵盤モデルが好印象。
ヤマハのクラビノーバも、上位機種は木製鍵盤が採用されているけど、なんとなく、タッチがたよりなく感じる。30万円台後半の値段は、ちょっと割りが合わなさそう。他、ローランド、コルグ、カシオのデジピも触ってみたけれど、どれもしっくりこない。

第一候補は、カワイのPW7かな。普段はヘッドフォンだから、上位機種のPW9は必要ない。
同時発音数も増えているので、今練習中に時々おきる不自然に音が消える現象が改善されるといいな。

あと、価格の割りに好印象だったのは、ヤマハの「P140」。値が張るクラビノーバよりも、タッチが良く感じたのは、たまたまそういう展示品だったから?もしも遠くに長期出張するのなら、持ち運びできるP140が良さそうだ。

今、忙しい中で、それなりにピアノが進んでいるのは、なによりデジピのおかげで、まだ、当分、お世話になりそう。

ビックカメラで10%ポイントで約24万円也の見込み。
カワイの木製鍵盤デジピは、価格の割りにタッチが良く、お薦めできますね。
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