今日は更新が遅くなりゴメンなさい。
急な雷で、コンピューターのルーターという器械が調子悪くなってしまって、
やっと修復が終わりました。
診療だけしていればいいというものではありませんね。
そうです、今日金曜日は美容皮膚科の話題です。
写真では少し見にくいですが、上が右の頬の2カ所のシミです。
下は治療後9日目の写真です。
Nd-YAGレーザーという器械で照射します。
この器械すでに2代目の導入器なのですが、さらにパワーアップしています。
シミを取るのに特化した器械です。
レーザーの光はなるべく強くした方が当然シミはよく取れます。
ただし出力を上げると、その分照射した回りの皮膚まで熱が伝わってしまうので、
なるべく短い照射時間で、しかも一瞬で強い光が出た方が、
治療効果も高く、色素沈着も起こしにくいのです。
大きめのシミに照射する場合、1ミリから8ミリくらいのスポットで照射するのですが、
どうも3ミリくらいのスポット照射がいいような手応えです。
これを連続的に照射します。
それに先立って、塗る麻酔薬を塗っておきます。
こうすると殆ど痛みを感じません。
照射した部位は赤くなって、火傷のようになりますが、水ぶくれにはなりません。
最近はよく浸潤環境を作るシールを貼っていただくことにしています。
これだと一部皮膚が剥がれても治りが早いですし、
治りかけた時に手で擦って剥がしてしまうこともないですから。
小さな平たいホクロくらいなら、とくにシールも必要有りません。
数日するとむしろ照射した部位は色が黒っぽくなってきます。
痛みは感じませんが、もしジンジンした痛みがあるようなら途中で受診してください。
だいたい10日くらいで、シミが浮いて来て、きれいに剥がれます。
ちょうど日焼けした肌がめくれる感じですね。
剥がれるまでには2週間から3週間かかることも有ります。
だからちょっと辛抱は要るみたいですね。その間、掻いたりしてはいけませんからね。
下の写真はちょうど剥がれたところなのですが、
新しいピンクの肌が見えるので、写真ではシミみたいに見えるかもしれませんが、
シミはすっかり消えています。
剥がれた後は、日焼け対策をしっかりとしてください。
とくにレーザー後の抗炎症作用と、UVケアの成分が入った一週間分くらいの小さなファンデーションも有りますので、これを使用されてもいいでしょう。
普通のシミは日光角化症と言って、極く浅いところに有るので、
532ナノメートルという波長が効果的です。
1回でもかなり綺麗になりますよ。
それでもまだもう少し色が残る場合は半年ほど開けて照射した方が経済的です。
これに対して左右対称性の青いシミは、皮膚の深い部分に有るので、
長い波長の1064ナノメートルという光を使用します。
夕日が赤いのは、赤い色ほど波長が長いので、屈折もしやすく、遠くまで届くからですね。
この方はお盆にお友達と来られて、2人で同じようなところのシミを治療されました。
費用は1個1万円ほどにしていますから、他院に比べても、安い方だと思いますよ。
やっと日も短くなってきて、夏の終わりも感じます。
これからシミが目立ってくる季節ですから、気軽に予約をお取りください。
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