タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

本当に帝王切開は安全なのですか?

2024-02-02 16:41:19 | 産科
金曜日のお昼は看護師さんたちと一緒に昼食を食べます。
世間話が聞けることも有りますからね。
今週はたくさんの赤ちゃんが生まれたので、調理場もたいへんですよ。
トロットロの韓国風のブタバラが美味しかったです。

この1月はさかごのお産が2例有りました。
1人のお母さんはさかごのまま産まれましたよ。
一度外回転術を施したのですが、羊水が少なくて回らなかったからです。
そしてもう1人のお母さんは、帝王切開で産まれました。
外回転術を試すことをお勧めしたのですけれどね。
帝王切開をしたのは、タマル産では実に1年ぶりのことです。

私は世界でも、さかごのお産を介助した経験数は、おそらくトップレベルでしょう。
過信してはいけませんが、今の若い先生は、さかごは帝王切開するものだと思っておられるのではないでしょうか。
私に言わせれば、頭から産む外回転術をして頭から産むさかごのまま産む帝王切開、
の順でリスクが上がると思うのです。
だからまずは外回転術をする、ダメならさかごのまま産むというのがリスクが少ないのです。
それなのに突然、帝王切開してくれと言われるカップルが多いのですよね。

帝王切開はリスクは高いのですよ。
母体死亡の中の4%が帝王切開中に起こっています。
さかごを経膣的に産んだからといって、命まで落とすことは無いでしょう。

どうもネットで調べたら帝王切開が勧められていたのだそうです。
目の前の経験豊富な医師より、どこの誰が書いたか分からないネットの記事の方を信じるのですよ。

と言いながら、私も毎晩、ネットで動画編集の勉強をしていますよ。
次にホームページを作る時は動画ばかりになることでしょう。
この半年ほどのAIの進化は目覚ましいですからね。




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