たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

障がい者と日本社会

2016-01-16 07:16:17 | 障がい者施策

昨日、下の風景を見ました。間違い探しという訳ではありませんが、何かおかしい所ありませんか?

 

お気づきの方もいらっしゃると思うのですが、点字ブロックの上に張られたテント。これでは目の不自由な方が非常に困ります。昨日の某所での様子でしたが、テントを張った方に移動を促すと「あー本当ですね。これはいけません。失礼しました」と直ぐに移動してくれました。

さて、昨日1月15日(金)は午後から「障がい者の地域生活とグループホーム」についての勉強会(於:中央公民館)に参加させて頂きました。主催は高砂市心身障がい者連絡協議会。講師は社会福祉法人あかりの家ワークホーム高砂施設長 齋藤克己氏。多面に渡り非常に勉強になった講演だったのですが、勉強になった”超”主な事は以下の通り。

①グループホームとは障がい者が自立して親元を離れて暮らす所。

②親が元気なうちに自立した生活を出来る様にするべきとの考えであり、親が他界した後では「子捨て」になってしまう。

③子ども時代に障がい者を健常児と切り離した形で別の学校に通わせる等をすると障害者差別はかえって解消できない。子ども時代から同じ学校空間にいる状況をつくる等、障がい児が自分の周囲にいる生活環境を社会の仕組みとしてつくらないといけない。

④グループホームを建設する時に地元に”事前に”説明すると殆どの場合が周辺の方に難色を示される。これが現在の日本社会。

⑤デンマークでは歴史遺産との共存の中、街のつくりはバリアフリーにはなっていない所もあるが、車椅子の方等が手を上げると近くの人が直ぐに手助けをしてくれる。(こんな社会でありたいと考える、とのこと)

 以上のことはかいつまんでの勉強になったことのリストアップなのですが、本当に日本社会がまだまだ障がい者の方々に対して適切な社会になっていないことを痛感させられました。

 さて、最初の点字ブロックの上に張られたテントですが、テントを張る段階でその作業をする方々が「ここはあかんな」と当たり前の様に意識がいく社会にしたいものです。

自分にもまだまだ欠けているところが多々あると感じた勉強会。まず自分が変わらなければなりません。

良い週末を(with smile)

 

 

 

 

 

 


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